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名「じゃあ、左頸動脈をこのまま遮断するんですか?」
藍「鉄串を抜くにはそれしかない」
横「左脳にいく血液が減るね。・・・何分くらい遮断できるんだろ?」
名「左右の脳を繋ぐ交通動脈の太さによる。右脳から十分に血液をもらえるなら手術の間くらいは大丈夫だよ」
右脳からもらえるなら、ね。
白「どう、いけそう?」
藍「今、見てる」
横「・・・これ」
藍「厄介だな・・」
A「交通動脈がほとんどないね」
造影剤を投与し判明した。
名「左頸動脈、遮断できないですね」
いや、まだ方法はある。
________
三井side
三「どこか痛くない?大丈夫?」
橘「大丈夫大丈夫、こんなのはたいしたことはないよ。じゃあな優輔、お父さん仕事に戻るから。後でAも会いに来るって言ってたぞ」
そう言って戻っていく橘を見て、優輔のそばにいてやってよと思う。
暁「優輔、大丈夫か?」
優輔の隣でベットに横になっている暁人君が優輔を心配している。
佐倉暁人くん。優輔と同じ、拡張型心筋症を患っている。
手で暁人君に大丈夫と伝えると、暁人君は安心した表情になる。
暁「あとでAくるんだったら、また三人でゲームしようぜ。んで、俺ら二人でAボコボコにしよ」
優輔と暁人君、Aはよく一緒にゲームをやっていて毎回のように格闘ゲームでAをこてんぱんにやっつけられているみたい笑
Aからしたら、二人とも生意気なクソガキらしいけど暁人君と優輔からしたら同い年くらいのガキだって言っていた笑
なんでか聞いたら、あの子ゲームに負けた腹いせにおやつを取り上げて食べたらしい笑
仕事中にゲームしてるから、白石にはよく怒られてたし。それでも優輔たちの相手をしてくれるから感謝しているんだ、Aには・・・。
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作者名:隆佳 | 作成日時:2017年9月23日 22時