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2 side



f「たい兄に言わないでって言ってたのも、ちゃんと聞いてたから。」



ビックリした?と笑いながら言うたい兄。



たい兄に知られてたなんて…、



2「たい兄は…、それを知ってて聞いたの?

怪我は酷くないかって。」



f「うん。まぁね。

それでもし本当のこと言わなかったら、今日はパークに連れていかないって決めてたの。」



2「そうなの?」



f「うん。

でも、ちゃんと箸も使えてるし、大丈夫そうだね。」



2「う、ん……」



たい兄は、俺が正直に答えるってわかってたから聞いたのかな。



でなきゃ、聞かないよね、こんなこと。



だって怪我してるってわかってるなら、怪我の具合とか関係なしに、怪我を悪化させないためにパークに連れていこうとはしないもん。



f「俺ね、信じてたよ。

高嗣がちゃんと正直に答えてくれるって。」



2「………

………え?」



f「高嗣は絶対に嘘をつかないって、確信があったから聞いたんだよ。」



2「………」



f「高嗣だけじゃないよ。

俺は皆のこと信じてる。

信じることが力だよ。」



信じることが力…



f「っていうのは、兄貴の教えなんだけどね笑

ほら、早く残り食べちゃお。」



……………



「「ごちそうさまでした!!」」



f「洗い物してから行くからちょっと待っててね。」



2「うん!」



たい兄が洗い物をしている間、俺は部屋の片付けをする。



勉強は苦手だけど

お兄ちゃんたちが

わかりやすく教えてくれるし、

病院の先生たちの授業も面白いから

最近は好きになってきた。



もしかして、健永よりも賢くなってるかも?笑



f「高嗣、靴大丈夫?」



2「ん〜…うん、まだ使えるよ!」



f「そっか、ならよかった。

昨日滑ったって聞いたから、もしかしたら踵のところとか穴空いてるかなって心配だったんだよね。」



2「あー、でも右足はダメかな。

よく見ると穴空きかけてる。」



f「ホントだ。

土曜日に皆と買いにいこうか。

ついでに外食行っちゃう?」



2「お寿司、行っちゃう?」



f「行っちゃうか〜!」



2「笑」



車に乗り込み、シートベルトをする。



f「よし、しゅっぱーつ」



2「ゴー!」

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虹色双葉 - 七瀬みるく。さん» はじめまして!コメントありがとうございます!更新がんばります!これからもこの作品をよろしくおねがいいたします! (2020年3月10日 10時) (レス) id: 0400f06931 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬みるく。(プロフ) - はじめまして!とても面白いので更新楽しみに待ってます。これからも頑張ってください! (2020年3月10日 9時) (レス) id: aa4ebde7b1 (このIDを非表示/違反報告)
虹色双葉 - ともさん» ありがとうございます!めっちゃ励みになります!文才のない私ですが…今後とも、よろしくおねがいいたします! (2020年3月8日 9時) (レス) id: 0400f06931 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年3月7日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹色双葉 | 作成日時:2019年12月13日 20時

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