6＋1家族

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ki side



2「ゆーたくん、一緒に寝よ〜」



テレビを見ながら携帯をいじっていると、裕太に一緒に寝ようと誘っている高嗣の声が聞こえた。



甘えたを発動しているのか、若干ふわふわしたしゃべり方になってる。



t「俺と？いいよ、一緒に寝よう。」



s「いいな〜、俺も高嗣と寝たーい。」



t「健永は一昨日一緒に寝てたでしょ。

今日は俺の番〜」



m「じゃあ明日は俺ね〜」



t「高嗣がいいよって言ったらね〜」



裕太と健永と俊哉も、

高嗣が甘えたを発動していることに気づいているんだろうけど、

それに驚いたりせず、

いつも通りに接してる。



なんか、大人になったなぁとこいつらの成長を感じる。



t「ミツ兄、おやすみなさい」



2「おやすみなさい」



ki「うん、おやすみ。」



裕太が俺の部屋に来るんだよ 、と可愛らしい会話が廊下から聞こえる。



普段あまり一緒に寝ることなんてあまりない二人だから、結構レア。



y「あがったよ＿＿って、あれ、高嗣は？」



ki「さっき裕太と寝たよ。」



y「えー、そうなの。

俺今日一緒に寝ようと思ってたのにぃ」



ki「じゃあ明日…は俊哉か。

明後日トライしてみたら？」



y「明日はもう予約入ってんのね笑

じゃあ明後日予約しようかな。」



f「じゃあ俺、明明後日〜」




いつの間にか太輔も話に入ってきてて、話題は高嗣のことになる。



y「宏光、明日、頼むよ。」



ki「任せろ。」



結局、渉はお店が忙しいみたいで休みはとれず、太輔は午後からしか休みがとれなかったらしい。



だから明日俺は、山西小学校に行って、話をしなければならない。



いじめが起きていることについて。



そして先生がいじめを見てみぬフリをしていたことについて。

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