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ki side
高嗣の部屋に行くと、ちょっと待って！と言われ、しばらくの間待たされる。
けど、五分くらい待っても返事がないから、もう返事を待たずに入ることに。
ki「高嗣？俺入るよ？」
2「えっ！ちょっと待って、まだ＿」
ki「え…、何これ…」
部屋に入ると、ボタンがとれてる制服、切られてぐちゃぐちゃにされた教科書、ノート。
そして、痛々しい姿の高嗣。
ki「高嗣…、これ、どういうこと？」
2「や、えっと…、
だ、大丈夫だよ！
教科書とノートはテープで何とかできるし、ボタンは、家庭科で付け方習ったから！」
無理矢理笑顔を作る弟を見ていると、胸が痛くなる。
こんなぐちゃぐちゃの教科書とノートをテープで何とかするなんて無理だ。
それに、大事なのはそこじゃない。
ki「やっぱり、学校で何かあったんでしょ？」
2「それは…」
下を向いて、黙りこんでしまった高嗣。
図星か。
ki「何があったか言ってみ？
お兄ちゃんは、高嗣の見方だよ？」
2「っ、ぅん…」
ゆらゆらと揺れている瞳には、迷いの色が見えた。
もう一押、もう一押すれば、何があったか話してくれる…
ki「俺は、高嗣が辛い思いしてるの嫌だな〜
高嗣には笑顔でいてほしいもん。」
高嗣は気づいてないかもしてないけど、さっきから服の袖をギュって握ってるのは、不安だからでしょ？
俺は、そんな高嗣の不安を取り除きたい。
だって大事な家族だもん。
世界中で、俺たちだけが高嗣の家族で、高嗣にとって安心できる場所を作ってるのが俺達。
だから、高嗣には笑っていてほしい。
2「ミツ兄、俺ね…」
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虹色双葉 - 七瀬みるく。さん» はじめまして！コメントありがとうございます！更新がんばります！これからもこの作品をよろしくおねがいいたします！ (2020年3月10日 10時) (
レス) id: 0400f06931 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬みるく。(プロフ) - はじめまして！とても面白いので更新楽しみに待ってます。これからも頑張ってください！ (2020年3月10日 9時) (レス) id: aa4ebde7b1 (このIDを非表示/違反報告)
虹色双葉 - ともさん» ありがとうございます！めっちゃ励みになります！文才のない私ですが…今後とも、よろしくおねがいいたします！ (2020年3月8日 9時) (レス) id: 0400f06931 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年3月7日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹色双葉 | 作成日時：2019年12月13日 20時
