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「ちょっと、これは問題行動ですよ。
しかも女子生徒を無理矢理引き連れて……然るべきところに報告させてもらいますからね」




ピシッと言い切る三輪ちゃんだけど、彼女がミーハーなのは知っている。いい意味で。

内心五条悟に会えた嬉しさで荒ぶってるんだろうなぁと思いつつ、私を心配してくれてる様子に嬉しくなった。



「ご自由に。こっちも長話するつもりはないし、この子もここにいるべきだから」



ね、と頭を撫でられて頷く。

さっきの話を聞いてしまった以上、しっかり最後まで聞いていかなければ気が済まない。





「昨晩未登録の特級呪霊2体に襲われた。
勘違いすんなよ、僕にとっては街でアンケート取られたくらいのハプニングさ」




そのセリフのかっこよさに悶える三輪とは対照的に、隣に座っているAはなんとも言えない表情で肩をすくめた。





「その呪霊たちは意思疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう。

敵さんだけじゃない、秤に乙骨、この橘にそっちの東堂…生徒のレベルも随分上がってきてる」





____________え?


ここでまだ二級である自分の名前が出てきたことに驚いて、思わず目を見開いた。


秤先輩は会った事ないからわからないけど、特級の憂太先輩と同じく名前を挙げられるとは思わなかった。





「去年の夏油傑の一件、そして現れた宿儺の器」


「何が言いたい」


「アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めていた力の波が、もうどうしようもないくらい大きくなって押し寄せてきてんだよ」





______これからの世代は"特級"なんて物差しじゃ測れない





「牙を剥くのが五条悟(ぼく)だけだと思ったら、痛い目見るよおじいちゃん!!」


「……少しお喋りが過ぎるの」





威圧感を感じさせる楽巌寺学長に、先生は戯けたように怖がってみせる。


ポンと背中を押されて先生を見ると、目隠しを少しずらしてニッと笑っていた。

一つ息をついて、目の前の楽巌寺学長に目を向ける。





『楽巌寺学長、これだけは言わせていただきます。



虎杖悠仁が宿儺の器となったのは、他人を助けるためです。


結果自分が秘匿死刑になったとしても、全ての人に正しい死を迎えてもらえるようにと平等に手を差し伸べる。


最期の時も笑って死を受け入れた。



あなた方が殺した虎杖悠仁というのはそういう人間です。

______________決して、忘れないでください』






そう言い切って、先生と部屋を出たのだった。

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れおすけ(プロフ) - ちーさん» ありがとうございます!!!笑 また更新頑張ります!! (2021年11月10日 0時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 好きです!笑 (2021年11月9日 12時) (レス) @page38 id: ca5a92bd63 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!オチは自分の中でも未定ですので、今後も応援してくれるとうれしいです! (2021年4月19日 14時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - れおすけさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月19日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおすけ | 作成日時:2021年4月14日 23時

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