逆効果 ページ34
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あの後も緊張のせいか翔ちゃんは色々とやらかしたらしい。
しかも、青城に向かってる時には隣に座っていた龍のジャージにリバースしてしまった。
(あれ、)
(なんか)
(想像以上にヤバくね！？)
全員がそう思ってる中、バスは青城に到着する。
───私立 青葉城西高校
「すみません田中さんすみません」
「いいっつってんだろうが！
そんな事よりおめーは大丈夫なのかよ？」
リバースしてしまったジャージを三重にした袋に入れ、龍は翔ちゃんの心配をする。
「ハイ…。途中休んだし…バス降りたら平気です」
「そうか、ならいい！今日の試合はお前の働きにかかってるかんな！？3対3の時みたくフリーで打たしてくれよ！」
『ちょ、バカ！』
プレッシャーのかかるようなことを言った龍を止めるけど、時すでに遅し。
「はっ！ひぃ！」
声を裏返して、またガチガチに緊張してしまった。
「田中！プレッシャー駄目！！」
「？」
「がっ、ががん、がんばりまっ」
固まっている体を軽く揺すぶると、ハッとして顔をこっちに向けた。
それに驚きつつも、私よりほんの少し高い位置にある顔を覗き込む。
『えっと…、翔ちゃん？大丈夫？』
「ッホワッッ！？トッ…トイレ行ってきますっ…！」
顔を真っ赤にしたと思ったら、次には青くなってトイレに走っていった。
…え、なにゆえ？
「上の次は下か！忙しい奴だな！
そんでA！不用意に男の顔を覗き込まない！！」
「たしかに、今のは逆効果だべ」
『え！？私何かしました！？』
今度はスガ先輩が苦笑して溜め息をつく。
そんなとき、視界の端っこで飛雄がイラついてるのが見えた。
「アイツ…また…！
情けねえな！一発気合入れて…」
「何言ってんのオマエ！？バカじゃないの！？」
『ほんと単細胞なんだから！！』
スガ先輩と２人で飛雄を止める。
コイツ放っといたらぜったいに余計なこと言うだろ！
『そういうの効くタイプとそうじゃないのがいるでしょ！？』
「やってみないとわかんねーッスよ！」
「田中！戻ってきてこの単細胞押えろ！」
*＊*
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
