入部 ページ27
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『おつかれ』
頭にタオルをかけてあげてドリンクを渡せば、２人はお礼を言いながら床に座る。
『いい速攻だったね！』
「あざっす」
「あ、ありがとうござ…ホァッ！？」
頭をタオルごしに撫でれば、ビックリしたように声を上げた翔ちゃん。
その様子に笑っているとき、
「だ、大地さんもスガさんもAも！あいつ等にあんな攻撃使えるって見抜いて、あんなこと言ったんスか！？」
突然のことに、先輩たちはおどろいたような声をだした。
思い出されるのは、それぞれが言った言葉。
”コンビネーションが使えたら、烏野は爆発的に進化する！”
”っなんか、うまいこと使ってやれんじゃないの！？”
” 言葉通り”持って行けば”いいんじゃない？”
「そんなわけあるか！俺は、もっと日向が打ちやすいトス上げたれよって意味で言ったんだよ」
「俺は影山の多少無茶なトスにも、日向なら合わせられるようになるかなって思ってた。
でもいい意味で裏切られたなー」
「ん？？」
「なんてゆうか、《10＋10=20》になればいいと思ってたのが《10×10=100》になっちゃった、みたいな」
『ですね！』
「未熟でも、天性のスピードやバネを持った日向。その能力を、高い技術で完璧に生かす影山。
互いが互いの能力を、最大限に引き出す。
───これは、予想以上にすごいコンビができちゃったかもな」
「Aはわかってたんじゃない？」
『ここまで上手くかみ合うとは思いませんでしたよ？
提案したはいいけど、今日この場でできるようになるとは…みたいな』
なるほどな、と同意を得られたとき、後ろから大地先輩を呼ぶ声がした。
後ろを振り返れば、そこにいたのは話題の2人。
「「お願いします！！」」
同時に差し出されたのは、２人の入部届。
それを受け取った大地先輩は、潔子先輩へと視線をよこした。
「清水、あれもう届いてるか？」
「うん。行こ、A」
『はい！』
潔子先輩と例のものが入っているダンボールを取りに行き、体育館のステージ前に置く。
ダンボールのテープを剥がすと、そこには烏野男子排球部のジャージが入っていた。
一年が全員着たところで、私たち二､三年は一カ所に集まる。
これは男子バレー部の恒例行事。
「これから烏野バレー部として、」
せーの、
「「「「「「『よろしく！！』」」」」」
「「「「…おす！！」」」」
＊
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
