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yb side
『…ぃ!おい!起きろ!』
急に起こされ薄目を開ける
枕元に誰かが立っていた
「うぉ!」
『お、起きた起きた、おはよーございますー』
目の前には全裸の男が立っていた
肌は透き通るように白い
顔は整っている、けどどこかで見たことある…?
「…誰だよ、」
『あー、怪しいものではないのでご安心を、』
「いや安心できねーし」
『ねぇ寒いんだけど』
「はぁ!?」
仕方なくクローゼットから服と下着を貸す
着方が分からないのかズボンに腕を突っ込んでる
『…おい、これどーやって着るんだよ』
「それ間違ってるから」
『やって〜』
…なんで初対面の男の着替えを手伝っているんだ、俺
適当なものを適当な位置に身につけたあと俺はそいつと向き合う
大きめのパーカーから除く指先
「誰、」
『絶対お前なら知ってるはずだよ?』
「知らん!」
猫の様子を見に行かないと、
そいつを無視してカーペットの上のタオルを見る
…いない、
まさか、逃げてしまった…?
「おい、ここの猫どこ行ったか知ってるか?」
『あー、知ってるよ』
「どこ!?」
『ここだよ、ここ、ここ』
指の先はそいつだった
ニンマリと笑うそいつ
「…はぁ?」
『だから、俺がそこにいた猫』
「…?」
『昨日はありがとうな、』
「いやいや、理解してねぇし、」
『これ見せようか?』
着せたパーカーをもそもそと脱ぐ
胸元に黒いホクロが3つあった
『これ見ても信じない?』
「…あ、」
猫の首元、黒い点が3つあった…
顔を見ると何とも嬉しそうな表情
『一致したっぽいね、』
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作者名:梨衣亜 | 作成日時:2020年3月19日 23時