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you side
｢ねえ先生。……小五郎のおっちゃんが
逮捕されたっていうニュース、見たよね？｣
｢………ええ｣
どうやら彼が動き出したようだ。
天才的な頭脳を有するこの子供の力を借りる為
わざわざあの男を選んだのだろう。
なんとなくだが彼の思考が
読めてしまうことに少し吃驚した。
理科室に乗り込んできた江戸川君は
鋭い目付きで問いかけを続ける。
｢安室さんと会ったんでしょ！？小さい時から
一緒にいた先生なら、安室さんが
何をしようとしてるのか想像ついてるはずだよね｣
｢……｣
…どうして私と彼が幼少期からの仲だと
知っているのかは追求しないでおこう。確かに大方
彼が何の理由で動いているのかは予想がついている。
しかし、それを江戸川君に話すわけにはいかない。
｢っ先生…！！｣
｢ｰｰｰｰｰｰあの人は、｣
無言を肯定を受け取った江戸川君は
毛利小五郎のため、……毛利蘭のために
是が非でもこの事件を解決させるだろう。
どうせそれを分かった上で彼は、江戸川君を
調査に協力させるべくこの方法を選んだのだ。
｢……この国を守るためだったら
命さえ擲つような人だから｣
｢……｣
｢あの人をお願いね、江戸川君｣
そう言って小さな身体を柔く
抱き締めれば｢せっ、先生！？｣と
慌てふためく声がくぐもって聞こえた。
中身は高校生なのだから戸惑って当然だろう。
構わず彼の頭を何度か撫でると、暫く時間が過ぎて
小さく｢…うん｣という返事が返ってきた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
｢ｰｰｰｰおや？奇遇ですね｣
｢………｣
学校での仕事を終えた帰り道。いつもの道が
たまたま通行止めされていたので、仕方なく
阿笠邸がある道を通り過ぎようとしたのだが。
奇遇、本当に奇遇なのかはグレーである。
｢覚えてますか？ここに居候している沖矢…｣
｢覚えています。……それにしても
本当にハイネックがお好きなんですね｣
疑心を隠さず目の前に立ち塞がった沖矢の
ハイネックへ視線を送りながらそう口にすると、
｢ええ。まあ｣と薄い笑いが返ってきた。
｢ｰｰｰｰｰｰ今夜も少し肉じゃがを
作りすぎてしまいまして、よかったら
食べていってくれませんか？｣
｢…は？｣
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てな(プロフ) - まゆさん» わーありがとうございます！気づくの遅くなってすみません…！感動していただき嬉しみです(´∇｀) (2019年3月10日 22時) (
レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 完結おめでとうございます^_^面白かったです^_^最後は、すごく感動しました！これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月7日 14時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - かずささん» ありがとうございます！結構端折ってた部分もあったので過去エピソードとか結婚後のお話を時間があったら書いてみたい！！と思ってます(゜▽゜) (2019年2月1日 23時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - れいさん» ぴえありがとうございます〜！50話を超えてしまったので気が向いたら続編を作ってみたいなとか思っております… (2019年2月1日 23時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 私も結婚後の生活の話が読みたいです！できるならお願します！ (2019年2月1日 22時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2019年1月20日 0時
