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…
「景光くんと一緒に帰りたい…
なんでこんなゴリラと…」
「ゴリラで悪かったな…?」
そして、現在に至る。
高校三年生の冬、赤いマフラーに顔を埋めた
あの時の幼馴染は相変わらず、
一途に景光景光と景光を追いかけ回している。
高校までついてくるとは。
そして、ヒロがいる時は「降谷くん♡」なんて
きゅるるんと笑っているが、
実際は断じてそんな現象は起こりえない。
「……ねえいつまでついてくるの、
降谷こっちじゃないでしょ」
「………ヒロに言われてるんだよ。
女の子1人じゃ危ないから送ってやってくれって」
「景光くんが!?」
ヒロ、と言ったその瞬間
キラキラと瞳が輝き始めた。
緩んでいる頬を包むその手は
かじかんで赤くなっている。
「景光くんが私を……どうしよう…好き…」
「はいはい。分かったら
さっさと歩いてくれないか?」
さて、お忘れになられてる方々
いると思うんですが。
___俺の初恋の女の子は正真正銘この馬鹿女で。
それは現在進行形、いまだにズルズルと
叶わない恋を続けている降谷零なのだった。
(………俺が好きな笑顔は、
俺に向けられたモンじゃない)
いつだって、Aが花のような笑顔を浮かべるのは
自身の親友が現れた時のみなのだ。
それがどうしようもなくモヤモヤとして
俺に冷たい態度をとるAには
心無い言葉をかけてしまうこともしばしばある。
(……あの笑顔は、ヒロにしか手に入らない)
ヒロは幸いにも…というかなんというか。
Aから寄せられるあからさまな好意に
まっっったく気付いていない。
もはやなんで気付いてないんだ??馬鹿か??と
俺が直談判したくなるほど、
それはもう気付いていない。
『ねえ景光くん。クリスマス…
よかったら何処か遊び行かない?』
『おっ、いいな!行こうぜ!ゼロも行くだろ?』
空気を読め!!景光!!馬鹿か!!景光!!!
クリスマスデートに決まっているであろう、
というのにこの男は天然バカで
結局は幼馴染3人でクリスマスデートを過ごした。
まあヒロはイルミネーションに興奮。
そんなヒロに見惚れているA。
そんなAに不覚にも
ときめいてしまう阿呆野郎の俺といった感じで、
いつも通りの展開だった。
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てな(プロフ) - amroさん» ありがとうございます…頑張って治したいです(;ω;) (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます…(´;ω;`)早く治したいです… (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - てな様 お風邪大丈夫ですか!? 無理せずゆっくり治して下され。お大事に。 (2018年7月27日 0時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 大丈夫ですか?!風邪お大事に(´・_・`) (2018年7月26日 22時) (レス) id: ba18e17bc2 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - amroさん» はじめまして!コメントありがとうございます〜!一生懸命考えて照橋風のヒロインちゃんが出来上がりました…降谷さんがんばれ!!って感じにしたかったのでこの関係性自分も気に入ってます(*´∀`)応援大感謝です…! (2018年7月25日 13時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てな | 作成日時:2018年7月21日 18時