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furuya side



「ゼロー!!一緒に帰ろうぜ!」


「いい、けど…」






いや、ちょっと待て。
なんだその、後ろでどす黒いオーラを
醸し出している女の子は。



___彼女の名前は三上A。
幼馴染の少女は、何故か自分を嫌っていた。



最初は何でか分からなかった。
周りの皆には何を言われようとも
笑顔で接しているのに、俺と目が合えば。




「………なに?」




笑ってはいる。いや目が完全に笑ってない。
声こそいつもと同じ柔らかなものだ。
柔らかすぎて逆に不自然なのだ。




(…………あ、)





「ゼロ!A!どうしたんだよ?」




ヒロこと景光がててて、と走り寄ってきた。

その瞬間彼女がクラスメイトに見せるものでも、
俺に見せるものでもない、
___花のような笑顔を零した。




「なんでもないよ、ね。降谷くん」



「ん?あ、うん…?」





分かってしまった。
Aは景光が好きなのだと。
景光の親友である俺が邪魔なのだろう。




(…………、だけど)







「景光くん!」






ダメだ、







「…………はぁ、…」







なんとも絶望的なことに、初恋の女の子は

自分の親友しか瞳に映っていなかった。







......................................................



「やめて!お願い…」



景光、と呼ばれた男の子の前に
彼女が咄嗟に飛び出した。

俺をいじめていた男達3人は、

女の子の泣き顔に「うっ…」と
居心地悪そうに目を逸らしてから
ご丁寧に捨て台詞まで吐いて逃げていった。




(………、綺麗な、女の子)




景光くん!と怪我をした彼に
駆け寄ってく彼女を盗み見た。

さらさらと揺れる髪は柔らかそうで、
肌は隣にいる彼を見ればすぐに分かるほど
色白くきめ細やかなものだった。





「大丈夫か?」





そんな彼女から意識を浮上させて、
駆け寄ってきたもう一人の少年に目を向けた。

5→←3 ※訂正あり



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てな(プロフ) - amroさん» ありがとうございます…頑張って治したいです(;ω;) (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます…(´;ω;`)早く治したいです… (2018年7月27日 8時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - てな様 お風邪大丈夫ですか!? 無理せずゆっくり治して下され。お大事に。 (2018年7月27日 0時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 大丈夫ですか?!風邪お大事に(´・_・`) (2018年7月26日 22時) (レス) id: ba18e17bc2 (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - amroさん» はじめまして!コメントありがとうございます〜!一生懸命考えて照橋風のヒロインちゃんが出来上がりました…降谷さんがんばれ!!って感じにしたかったのでこの関係性自分も気に入ってます(*´∀`)応援大感謝です…! (2018年7月25日 13時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てな | 作成日時:2018年7月21日 18時

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