決心 ページ26
Aが目覚めるのを待っている間
Aのインスタを眺めてた
たくさんのコメントといいね
何気なく見つめてたけど
「男の数多くねぇ?」
ダメだ。
SNSの中の
会ったこともない男達に
勝手に嫉妬するなんて
普段言われる王子からは程遠い
Aの事になると
俺は情けないくらいに
余裕がないんだ
知りたい欲に負けて
soutaのアカウントを開くと
そこには見覚えのある顔
Aのとなりに座って来たやつだ
こいつが爽太か。
だけど
コメントの中にもう一つ
見覚えのある名前を見つける
『Aちゃん久しぶり!日に日に可愛くなってく
ね!またAちゃんに会いたいな!』
このアイコンは
「…風磨?!」
間違いない
これは風磨のプライベートアカウト
いつのまにAと繋がってたんだよ
きっとこいつ
俺が嫉妬するってわかってて
楽しんでる気がする
そんなことわかってるのに
Aは俺のものだって
独占欲が支配する
でもこれが俺だから
これからもAの事
離してやるつもりなんてない
見栄を張ることですれ違って
Aとの距離が離れるなんて
そんなのごめんだ
例え嫉妬の渦の中に巻き込んだとしても
もう絶対泣かせたりしないから
俺のそばを離れないで
君だけをずっと見つめてる
だから君も
余所見なんてしてないで
俺だけを見ててほしい
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作者名:莉梨 | 作成日時:2018年7月5日 2時