ペットシッター (ページ30)

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幸せページ30

ご飯を食べてそういう行為を終えた安田さんはちょっと疲れ気味。

キッチンから水を持ってくると私に渡して

『はぁ～疲れた～。』

と言いながらそのままベッドにダイブする。

私にはもう何の用もないから帰ろうと立ち上がると安田さんがガシッと私の腕を掴む。

『久しぶりに泊まっていかん？』

「…どしたんですか？笑」

『んー、ええやん』

そう言って私の腕を引っ張って私はそのままバランスを崩し

安田さんの胸にダイブする。

『おおっ、結構勢い良かったな笑』

そう言いながら私の頭を自分の腕に乗せる。

「んふふ笑どしたんですか、今日の安田さんいつもと違いますよ？

いつもは帰って欲しいオーラ、ムンムンなのに笑」

私が嫌味を言うと安田さんは笑ってごまかす。

『えぇ⁉そんなことないよ～？笑』

そう言いながら優しく私の頭を撫でる。

『Aはさぁ？いつもマイナスに思ってるよなぁ

俺そんな嫌ってる風に見えてる～？』

「笑はい」

『えー⁉そんな風に見えてるんか⁉』

そう言いながら安田さんがガバって起き上がるから

私の頭も安田さんの腕と一緒に落とされる。

「うわっ、」

『あっ、ごめんごめん。

ええこと教えたあげよか？』

「んふふ笑はい。」

そういうと安田さんは耳元で囁くように

『俺、Aが思ってる以上Aのこと好きやで。』

って言った。

だから、私はどうすればいいかわからなくなってこの顔を見られたくなくて布団を被った。

そしたら安田さんが

『あ、照れてる～笑

ほんま、Aは俺のこと好きやな～。』

って言うから開き直って

『そうですよ！」

っと言うと

『あはは笑両思いやなぁ』

って嬉しそうに言うから余計悲しくなった。

両思いなら…って言い書けた言葉を胸に止める。

もし、これ以上の関係になってしまったら

私はそのままを保てたくなりそうだったから。

安田さんの声がする。

『A～？寝ちゃったん～？』

そう言う安田さんがとても甘くて返事をする代わりにそっと安田さんの手を繋いだ。

私がぎゅっとすると握り返してくれた。

ずっとこの感じだといいのになそう願ってその日は寝てしまった。