メンバーに愛され過ぎて困ります④～すとぷり～ (ページ7)

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莉「ね～腹へった。帰る前になんか作って～」

次の私の放送まであと２時間！

パパっと作ってタクシーで帰れば…
うん。大丈夫、間に合う。

わたしはキッチンに立つ

冷蔵庫をザッと見た感じ、、、

チャーハンと玉子スープに決めた

何度も作ってるメニューだから手際よくできる

料理は嫌いじゃない

メンバーにはよく作るし

ダイニングテーブルでいちごミルクを飲みながら
スマホいじってる莉犬

何を見てるんだか、けらけら笑ってる

『…よしと。できた！

りーぬ。

残さないでちゃんと食べてね

一人にすると本当食べないんだから……ひっ！！』

ダイニングに座ってたはずの彼は
いつの間にか
私の真後ろにいた

そしてチャーハンを盛り付ける私を
後ろから抱き締めた

莉「そんなにしんぱいならさ…一緒に食べてけば？」

『ちょ…なに？なんのつもり？

危ないから離して？やけどす……』

言い終わる前に私が持っていたレードルを取り上げ、鍋に落とした

そしてクルッと自分の方へ向かせると
そこにはさっきと同じ、怪しい顔した狼くんが…

莉「オレ、今はチャーハンよりAが欲しい」

は？？！

可愛かった莉犬くん、一体どこでそんな言葉をおぼえてきたの？！

莉「…オレさモテんだよね

特におねーさんにさ。

色々教えてもらってるからさ、A喜ばせられると思うよ？(笑)」

『ちょ…りぃぬさん？

最近…オカシーヨ？

ドシチャッタノ』

私は恥ずかしいのと、困惑とで片言になる

莉「ww

A、大丈夫？

こういうの未経験なわけじゃないでしょ？w」

『経験してるとかしてないとかカンケイナイ』

莉「ぷっ

ガチガチじゃん

そもそもうちに来ればこうなること想像できたでしょ

トイレの件もあるし」

ほら！！

やっぱりあれは酔ってたわけじゃなかったんだ

莉「今回の放送ペアのくじ引きもさ、みんなおかしいって思わないんだもんなw」

『…莉犬、くじ引き細工したの？！』

莉「うん。お前をうちに誘う為にね」

……

『…わたしそろそろ帰らなきゃ

次の放送、遅れるわけにはいかない』

莉「いいじゃん、うちでやれよ」

そういうと

私を持ち上げてキッチンカウンターに座らせた

こんな細いのにそんな力がどこにあるのか

莉「A…キッチンでしたことある？」

『あるわけない……』

莉「じゃあ俺が初めてになるんだ」

そう言って私の頬に手を添え

キレイな顔が近づいて………