世間では桃色王子とか言われてるけど私にとっちゃただの腐れ縁

朝のやり取り ページ39

昨日はほとんど眠れなかった



「うま、りっちゃんの味噌汁さいこうだわ」



目の前で美味しそうに朝ごはんを食べるコイツのせいで！



最近、さとみの血迷った言動のせいで調子狂いまくってる





「お前、卵焼きいらねーの？」



私はキッと睨んでやった



“いらねー”わけないじゃん。好きなんだから！





「もーらい」





お皿からそれが奪われた




『やだ！大好きな卵焼き返して！』



ケラケラ笑っているさとみ





「ほら」



卵焼きを私の口元に持って来た



『？』




「あ〜ん」



『は？するか！』




「そ、じゃあもらっちゃ、、」


『だめ！あーん！！』




私の口に入れられた卵焼きはほんのり甘くて美味しい




『うまっ』


「よかったでちゅねぇ」



優しい笑みで頭をナデナデしてくんのやめろ




母「さとくん卵欲しいならもう一個作ろうか？」




『お母さんいいよ、甘やかさなくて』



「やだー、甘やかしてw」



『は？きもっ』



「誰がキモイだ」



母「笑 あんたたちは仲がいいんだか悪いんだか」



「悪い」『悪い！』


「ハッピーアイスクリーム！」



『うがぁー！！バカさとみ！』



母「あはは！本当いいコンビ」



「Aたん、今日も来るからあとでおごってね♡」



『2度とくんな！』

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