世間では桃色王子とか言われてるけど私にとっちゃただの腐れ縁

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『39度3分か。熱高いじゃん』



ぐったりベッドに横たわるさとみを横目に、

買って来た飲み物やエナジーゼリー、薬や冷却シートを整理する




おでこにシートを貼ってやると気持ち良さそうに目をつぶった




『ちょっと！汗すごくない？パジャマ取り替えなきゃ』



スウェットの首元辺りを触ってみるとじっとり湿っている



「しんどくて無理だわ」



『このままは良くないよ、手伝うから』



教えられた場所から新しいパジャマを出し、さとみをゆっくり起こしてやる




さとみはなんの躊躇いもなく上着を脱いだ




う、、引き締まったカラダ


腹筋すごっ




『…ちょ！もうちょっと気を遣ってよ！あたし年頃の女の子なのよ？』




「は？女の子なのよ？じゃねぇよw

お前、男の裸見たことないの？まああるわけねぇか」




こやつ、熱があっても減らず口を叩くんだ




『ふ、ふん！んなもん五万と見てるわ』




「あそ」




はだかを見てドキドキしてるなんて思われたら心外なんだから！




『わっはっは！男の裸を見慣れている私が背中を拭いてあげよう』





そんな強がり言っちゃって後悔することになるのです

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