先生に片想い、先生の片想い〜黄〜

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最近音楽の授業さぼりがち。


どんな顔で先生の話を聞いたらいいかわからなくなってる


授業中のテラスは静かだ


あたりまえだけど。


私はベンチに寝そべった



鳥が気持ちよさそうに空を飛んでいる

見てたら眠くなってき…


「よぉ、サボり魔」



『うわっ桃瀬せんせでたぁ』


寝そべる私だけでピッタリのベンチに、無理やり腰をおろしてきた


『きついんですけど』


「うるせぇ。教師に立ってろって言うのかよ」


『あっちのベンチ空いてますけど』


「おまえからかいに来たんやからあっち座ったら意味ないやろ」


は？


しかたがないから起き上がり、ベンチに2人並んで座る





「Aさー」


『なんですか？

って言うか名前で呼ばれるの嫌なんで苗字で呼んでもらえませんか？』



自分でも感じ悪いって思う



「Aさ、」


私の話は無視ですか！



「もうご存知かと思うけど、俺の彼女とおんなじ名前なんだよね」



『ご存知？はぁ』


今、1番聞きたくない話で態度も悪くなる


ごめん先生





「おまけになんか似てんだわ」


『はぁ』



「だから俺はついお前に絡みたくなるし、可愛いなって思うんだよね」




『ちょっと、こわいです』


「ガハハ！だよな」

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