先生に片想い、先生の片想い〜黄〜

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連れてきてくれた水族館は

大きくはないけれど色々な魚がいて見応えがある


『先生！あそこ、大っきいのいます！』


私は久しぶりの水族館に大興奮！


何年振り？しかも大好きな先生と来られるなんて





『わぁ、、綺麗だ』

クラゲの水槽は幻想的なライトアップがされていて、ずっと見ていると不思議な気持ちになる



『せんせー見て、』

「見てるよw」




『先生、どの魚が好きですか』

『せんせ、』


「ねぇ？今日は一度たりとも先生って呼ばないでほしいな」

『……せ、、』



るぅとくんが背後から私に密着してきて

水槽とるぅとくんに挟まれる形で身動きがとれない




ガラスに手をつく私の指に、自分の指をゆっくり絡ませてくる先生



『へっっ？！あの、』


「んふ。ちいちゃい手。可愛い」


女子高生相手になんてことするんだ？




「ね？先生なんて呼ばれたらせっかくのデートが台無しだよ。」


耳元で囁かれるの本当苦手



『ごめんなさい、るぅとくん…』


「はい、よくできました」


嬉しそうな顔、今日何回目？


離された指がじんわりと熱を持っている





「じゃあ次行こうか。ん！」


そう言って手を出してくる



『はい？』


「手、つなご」




て、つなぐ？？！




大きくてひんやりしたるぅとくんの手に私の小さなそれはすっぽり隠れた

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