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真優衣が更衣室に行っている間、私は飲み物を買いに来た


確か真優衣はポカリス、私は炭酸水かサイダーか…


自販機の前で頭をかかえる



『うーーん』



「風邪っぴきお嬢様はここで何してるの?」



背後から甘い香りと甘い声



これは間違いなく…


『先生!』


「そんな可愛い顔して自動販売機と睨めっこ?w」


『どっち飲もうか悩んじゃって』



「じゃあさ、炭酸水とサイダーのボタン同時に押して出てきた方にしたら」


『なるほど。そうします!』




お金を入れようとした手を制される





「ボクが買ってあげる」


カシャンと小銭が機械に吸い込まれた



「じゃあ、僕サイダー押すね。せ〜のっ」




『…?!』


ガチャリと鈍い音が静かな廊下に響く


そのまま動けない



『せんせ?』


だって炭酸水のボタンを押す私の指の上にるぅとくんが手を重ねているから



「…あ、間違えちゃった。僕はサイダーボタン担当かw」


そっと離れた手が少し寂しい




「はい」


渡されたペットボトルはヒンヤリしていて気持ちいい



『あ、お金払います!!』



「お見舞いです。みんなにはナイショね」


……。


耳元で囁くなんて女子高生には刺激が強すぎる



「体調悪かったら保健室行きなね」



私は何も言えずるぅとくんの背中を見送る




「あ〜そだ」





途中まで行きかけた廊下を戻ってきた黄瀬先生



『はい?』



グッと顔を近づけてるぅとくんは言った




「さとみくんとあんまり仲良くしないで


ボク、嫉妬しちゃうよ」




『……へ』



「ね?」


るぅとくんは私のほっぺをツンとして廊下の先に消えて行った



『…え?』




やばい熱が上がりそう

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清水まりあ(苺きゅん。) - のんのんさん» めっちゃ応援してます!ふぁいとです!! (2月26日 21時) (レス) @page21 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» まりあさん嬉しいコメントをありがとうございます!自分では自信無さすぎて笑ってます笑 そう言っていただけるともっと頑張って素敵な話を作ろうと思えます!読んでくださったこと、コメント、本当に感謝します (2月26日 9時) (レス) @page50 id: 0d7ddebe6b (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - のんのんさんのお話は胸がぬっちゃ切なくなる!文才がすごいです!尊敬してます!笑 (2月26日 0時) (レス) id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - るかさん» るかさんありがとうございます✨すっごく嬉しいです😢✨好きだと言ってくださる方、読んでくださる方がいると思うと頑張れます。よかったら新作も読んでやってください😌 (12月18日 22時) (レス) id: 0d7ddebe6b (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - お返事ありがとうございます!のんのんさんのお話ほんとに好きなので今日他の作品の続編更新されてて嬉しいかったです🥲🥲のんのんさんのペースで頑張ってください!! (12月18日 16時) (レス) id: 43ec83d061 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のんのん | 作成日時:2023年8月4日 10時

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