〇〇しないと出られない部屋in三井寿�� ページ22
「ちょっと、諸星何勝手に１人で勧めてるんや」
天井からまたもう１人の声も降ってきた。三井は「もうひとりいるのか！？」と驚きを隠しきれない顔で天井に向かって叫ぶ。
そのもう１人の声の主は小さく笑って自ら名乗り上げた。
「“大阪の太陽”ーーーー、大栄学園の土屋淳や。宜しゅう頼んますー。」
大栄学園の、土屋淳…！！Aの横で三井がゴクリと喉を鳴らすのがわかった。
激戦区の大阪…ＩＨの１回戦で当たったラン＆ガンの得意なハイスコアゲームをする豊玉をロースコアゲームで破り予選１位で通過したとされるバスケの強豪校かつ諸星大と並ぶ大エース
部屋の中にいる２人は驚きが止まらない。ふと、２人に共通の疑問が思い浮かんだ。
いつ、誰が、あの人のことを”大阪の太陽“と呼んでたっけ
「お前こそ何勝手なこと言ってんだよ！！つーか、『大阪の太陽』って何だ！！」
「えー？諸星が愛知の星なら俺は太陽やろ？」
「意味がわからん！！俺が星なのは諸星だからだろう！！太陽なんか似合わねーぞお前！！」
「うわー、そんなこと言うなんて…ショックやわ〜」
ギャーギャー騒ぐエースを前にして唖然とした表情を浮かべる2人。…取り敢えず”大阪の太陽”というのが土屋の自称というのはわかった。
それはわかったが肝心の部屋に閉じ込められた理由が分からない。
その時、諸星が咳払いをした。改めてアナウンスをする。
「ともかく！！直ぐにでも部屋から脱出したいならーーー、今から湘北の２人にはこの部屋から出るためのミッションをしてもらう。」
『…ミッション…？？』
Aが訝しげに呟いだ。
「今、天井からお題の紙を落としたで」
土屋のアナウンスと共に、１枚の紙切れが天井からピラリと音を立てて落ちてきた。それを三井が片手で捕まえてAと2人でまじまじと見つめる。
「…２人で料理を作らないと出られない…部屋…？？」
三井が丁寧にも紙に書いてある言葉の一言一句を読み上げると土屋が「せやせや」と反応した。
「今からキミ達にはお題のカレーを作ってもらいますー。あ、カレーの種類とかは何でもええよ。」
土屋の声とともにスタッフさん(？)がゴロゴロと音を立てて…別のドアから材料やらキッチンのセットやらを運んできた。
何なんだこの部屋は…というか、他にもドアが存在するのかよ。とその様子を見ていた三井はツッコミが止まらない。
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三國(プロフ) - ぼくらいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで貰えてるなら幸いです✨これからも更新頑張りますね💪 (2023年1月10日 6時) (
レス) id: db3bdcc075 (このIDを非表示/違反報告)
ぼくらい - いつも楽しく読ませてもらっています❤️🔥 (2023年1月9日 20時) (レス) id: 9239ef16aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三國 | 作成日時：2022年12月31日 9時
