61話 ページ21
「うーん、やっぱり
「お前がまともに扱うにはまだまだだな」
…挑発された気がした。いいだろう。すぐにリアルタイムで弾道を引けるようにしてやる。
「悪い、電話だ。…米屋、どうした？いや、見てねえけど…はあ！？結局来なかったのか！？」
驚いた様子で叫ぶ出水。何があったかは私にはさっぱりだが…いや、もしかしてあれか？
「あのバカ…家か？それともどっかにいるのか？」
「三輪？」
「ああ。あいつ、連絡もなしに防衛任務に最後まで来なかったらしい」
あの三輪が？真面目…だよね、あいつ。そんなやつが無断欠勤か？何かあったとしか思えないのだが…
「探した方がいいんじゃない？」
「ああ。米屋も探してくれってさ。三輪の顔も分かるよな？」
「勿論、分かるよ」
「じゃあ、手分けして…ってダメか。太刀川さんは…レポートで無理だな。2人で探すか」
私はA級同伴でないと行動できないとかいう制限でもついているのだろうか。手分けした方が効率がいいのにそうしなかったのはそういうことだろう。
「とりあえず、三輪隊の作戦室あたりから探すか。…ま、いねえだろうけど」
そして、2人で三輪隊の作戦室へ向かったのであった。
****
「…やっぱ、誰もいねえな」
入ってはみたけど、綺麗に片付けられて誰もいない。一通りみてみたけど、手がかりもなさそうだ。
「別のところ探した方がいいな」
「だね。…ん？」
変な臭いがした。気のせいだろうか。何の臭いだっけ、これ…？絶対に嗅いだことあるし、よく知ってる臭いなんだけど、この肝心な時に思い出せない。
「どうした？」
「いや…変な臭いしたんだけど…」
「そうか？俺には何も感じなかったけどな…」
やはり気のせいなのだろうか。なら、ここを探している意味はあまりないか。
「次どこ探すの？」
「分からねえ！適当に部屋を片っ端から探すぞ！」
…流石、作戦＝突撃の3バカの1人だな。
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葉月(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2020年5月8日 0時) (
レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年5月7日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 侑華さん» ありがとうございます！頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年4月11日 22時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
侑華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。大変かもしれませんが更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2020年4月11日 11時) (レス) id: 4a19e93e40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時：2020年4月4日 0時
