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60話 ページ20

「まずは射手(シューター)用のトリガーの説明だな」


「全部知ってる。通常弾(アステロイド)変化弾(バイパー)追尾弾(ハウンド)炸裂弾(メテオラ)。合成弾は徹甲弾(ギムレット)変化炸裂弾(トマホーク) ――」


「合成弾まで知ってるのかよ」


焼肉から帰ってきたら、出水の射手(シューター)の指導が早速始まった。


「ってことは、性能も知ってるよな。とりあえず、通常弾(アステロイド)からやるか。やり方も分かるよな?」


そう言うと、私にトリガーを渡してくる。多分、これに入っているのだろう。トリガーを起動させる。


「本気で撃ってみろ」


「了解。通常弾(アステロイド)!」


すると、キューブが出てくる。…のはいいんだが、なんか段々と大きくなってないか?訓練室いっぱいに巨大なキューブで埋め尽くされていく。


「ちょっ、ストップ!何だこれ!?死ぬ!圧死する!死なねえけど!」


「止め方とかあるの!?ないでしょ!?」


「ねえよ!何とかしてくれ!」


仕方ないので、そのままの状態で撃つ。…威力も物凄かった。爆発はしてないけど、振動とかがまるで爆発のようだ。


「何だこれ!?お前のトリオン量どうなってるんだ!?」


…そう言えば私のトリオンって無限に等しいんだっけ。だからなの?あれ。なんとか答えてよ、シス。


「マスターにしか聞こえないように話します。その通りです。私の力でトリオンを出す量は調整できますが、どうしますか?」


最初からそれしろよ!死ぬかと思ったわ!…と、声に出したくなるのを堪える。私のトリオン量が無限に等しいとバレれば、ヤバい予感しかしない。周りからの目線も変わるだろう。…上層部での私の扱いも変わるだろう。危険人物扱いになるとか。


「…通常弾(アステロイド)


「ちょっ…!…あれ?」


もう一度出すと、今度は正常くらいの大きさになった。私がもう一度やるのを見て出水が止めようとしたが、大きさを見て安心したようだ。


「バグか何かじゃない?」


「あんなの見たことねえけど、そんなもんか…?」



…あれ、私これ使えばステージごと全て破壊してランク戦圧勝じゃね?と思ったのであった…





…実際の町を破壊することと同じだ、とか言われて使用禁止にされそうだけど。

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設定タグ:ワールドトリガー , ワートリ , 三輪秀次   
作品ジャンル:恋愛
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葉月(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2020年5月8日 0時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月7日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 侑華さん» ありがとうございます!頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年4月11日 22時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
侑華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。大変かもしれませんが更新頑張ってください!楽しみにしています。 (2020年4月11日 11時) (レス) id: 4a19e93e40 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/  
作成日時:2020年4月4日 0時

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