1話前半2 ページ5
エマ「ねぇ、『外』へ出たら何がしたい?」
レイ「わかんね、エマは?」
エマ「キリンにのりたい!」
レイ「がんば」
雪「エ、エマなら出来ますよ!ね!A!」
A「うん、そうだね」ニコッ
エマ「2人とも双子なのに顔しか似てないね?」
A/雪「「そ、そんなことはありません!!」」
レイ「ほんとだな」ニヤッ
ノーマン「この門扉、内側からは開かないのかな?
一体何から僕達を守っているんだろう」
『いい?門と森の奥の柵へは…』
A「『危ないから近寄ってはだめよ』ですか…」
レイ「あんなの嘘に決まってるだろ」
ノーマン「そうかな?」
レイ「ちぇっ、大して面白くもなかった、バレないうちにさっさと帰ろうぜ」
この先の世界。エマは不気味と言うが不思議と僕達は親近感が湧いた。
キルダ「そうかしら?今まで出てった兄弟達、誰一人手紙の一通も寄越しゃしない!きっとハウスのことなんて忘れちゃうくらい毎日楽しいことでいっぱいなのよ!あ〜〜、私も早く『外』へ出たい!そしていろんな服を着たい!」
「『外』はハウスにないものいっぱいだからな〜」
「僕汽車みたい!」
『外』について知る術はあった。
絵本、小説、学術書、図書室に並ぶ本の数々、世界はすぐそこに広がっていた。―手を伸ばせばすぐそこに。
ドン「げっ!何これ!既にほぼ全滅じゃん!」
「ハハハ…ノーマン鬼だとこうなるよ」
ギルダ「あーあ、これでドンも捕まっちゃったし」
「あと生き残ってるのは……」
「エマ、A、雪の3人」
「最後はやっぱりノーマンと女子軍の戦い。」
〜木の上〜
エマ「バレるバレる!」
雪「エマ!!しっ!」
A「近づいてきてますね…
バレないうちに単独行動しましょう!2人とも!気をつけ下さいね!」
レイ「で」
エマ「また捕まっちゃった〜っ」
レイ「10分だ。新記録じゃないか」
エマ「くやし〜!なんで!?
なんでノーマンはあんなに強いの?あとなんでA達はそんなにノーマンに逃げられるの!?
私かけっこじゃ雪にしか負けたことないのに鬼ごっこじゃ勝てたことないよ!」
レイ「……問題、現状ノーマン達にあってエマにないものなーんだ?」
エマ「え!?いっぱいありすぎて……」
雪「戦略ですよ!」
レイ「雪正解。確かに単純な身体能力ならエマの方が上だろう。でもノーマンは頭がハンパない、そしてこれは鬼ごっこ、まさに戦略を競う遊びなんだよ」
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作者名:アニメ好き | 作成日時:2019年4月21日 17時