可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ9)

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心配症の彼ページ9

Side：A

AM.7:30

日の光を瞼の外側で感じてゆっくりと目を開ける。

『んーーよく寝たぁ』

大きく伸びをして、口を大きく開けながらあくびを一つ。

「フンッ可愛らしくないあくびだな」

『へっ？』

ドラコ「Aおはよう」

驚いた、ベット横の椅子に本を読みながらドラコが腰をかけていた。本当に来るなんて、、、

『おはよう、それに可愛らしくないは余計よ』

ドラコ「怪我の具合はどうだ？」

『まだ、少し痛むけど問題ないわ、だからあなたの助けなくても生活できるから心配しなくて大丈夫よ』

ドラコ「いや重症だ。こんなに包帯が巻かれていては左手が使いもんにならないだろう。僕のことをもっと頼れ。今回は僕のせいでもあるし」

マダ・ポン「Mr.マルフォイの言う通りです。まだ完全には治っていません。1週間は周りの友達に助けてもらいながら安静にしてなさい」

本当に大丈夫なんだけどなと思いながらも、マダムには逆らえないので返事をしておく。

『はい』

マダ・ポン「わかったなら、もう朝食食べに行っていいわよ」

それから、1週間、ドラコからの看病は続いた。

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廊下にて...

ドラコに呼び止められる。

ドラコ「A、怪我大丈夫か？」

『大丈夫。もう治りそうよ』

ドラコ「そんな腕じゃ、ペンも持てないだろう、これ昨日の分の授業のノートだ」

『...ありがとう』

談話室に帰って、ノートを開いてみた。

ハマ「これ？Aのノート？綺麗な字！すごくわかりやすくまとめてるのね」

『いや、ドラコからの』

ハマ「マルフォイが？？すごいわね熱量が」

真面目なハーマイオニーも驚くほどに丁寧にノートがまとめられていた。

先生が黒板に書いていない補足のところまで書かれていた。

これ相当時間かかったんじゃ、、、

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大広間にて...

私はハリー含むいつもの3人とグリフィンドールの卓で夕食を取っていると、

ドラコ「怪我大丈夫か」

ドラコが隣に座ってきた。

『何回も聞いてくれるけど、もう大丈夫よ。ほぼ治ってるわ』

ドラコ「いや重傷だ。」

ドラコは包帯ぐるぐる巻きの私の腕を見ながら言った。

もう本当に大丈夫なんだけどな、、、

こんな調子でドラコは怪我した本人よりも心配なのか、お世話してくれた。