可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ5)

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大切な人ページ5

side:A

ベッドの足元にはうつ伏せで寝ちゃっているドラコがいた。

いつからいるの？

時計を見ると、
もう消灯10分前だった。

起こすのが少し悪いなと思いながらも、起こさなきゃとほっぺをツンツンしながら

『ドラコくーん、起きてー！、帰らないとスネイプ先生に怒られちゃいますよー、それにいつからいるんですかー、坊ちゃんはふかふかベットで寝なきゃ身体痛めますよー』

ドラコが起きそうな言葉を囁いてみた。

すると、ドラコはいきなりガバッと起き上がり、

ドラコ「A！目を覚ましたのか！」

『びっくりしたぁ』

驚きで固まっていると、
　

ギュッ

急にドラコに抱きしめられた。

ドラコ「生きててよかった」

『生きてるわよ...あなた庇って死んだら死んでも死にきれないわ』

ドラコは私を抱きしめたまま、何も話さない。

あれ？いつもの意地悪が返ってくるかと思ったんだけどな、調子くるうな。
あと、いつまでこのまま？

『あのー、そろそろ離してくれない？腕が少し痛い』

ドラコはガバッと抱きしめていた腕を離した。

ドラコ「ごめん、安心してつい...あの、僕のせいでAに大怪我をさせて本当に申し訳なかった」

そう言いドラコは頭を下げた。

申し訳ないっていうのもわかるけど、、、
元気のないドラコは調子狂うので、気にしてないことを伝えよう。

『顔を上げて、本当に私のことは心配しなくて大丈夫！ドラコも知ってると思うけど、昔から怪我も治りやすい体質なの、ほらみて！もう傷跡もないの、、、、私はいいからら、それよりバックビークに謝ってね、動物って怖がりさんだから』

ドラコ「ああ、明日には謝りに行く、それと、なぜ僕のことは庇ったんだ？」

あーそれはたしかに、何でドラコのこと助けたんだろう、なぜか咄嗟に身体が出てた。

最近、ドラコを見ていて気づいた。

今のドラコと昔の私は似たものを感じる。

きっとドラコはいつもいいところを持っていくハリーへの嫉妬心からいつもつっかかてると思う

私も昔はよく出来るお姉ちゃんに嫉妬していた。

だからこそ、今のドラコのことは何故か見捨てられない、、、

それに、もう私は

『大切な人を失いたくないから』

　

「大切な人、、そうか、」

『うん』

私にとってドラコは昔からきっと特別な存在だったと思う。