可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ26)

今日:12 hit、昨日:7 hit、合計:16,888 hit

2人だけの秘密② ページ26

＊

『そういえば、なんでこのお花畑に私がいるってわかったの？私しか知らないお気に入りの場所だと思っていたのに』

ドラコ「それは、君がダンスのレッスンをサボる時、お花畑にいたから今日もそこにいるかなと思ったんだ...それに僕もここは気に入っている」

『そうだったの？まだ誰とも会ったことなかったから誰も知らないかと』

ドラコ「ああ、3年になってからはあんまり来てなかったな、君がいなかった1.2年の頃はよくきていた」

『そうなんだ...』

ドラコ「うん」

ドラコってお花が好きだったのか、知らなかったな

『じゃあ、ここのお花畑は2人の秘密ということで！またここで、お話し聞いてよ！』

ドラコ「フンッ当たり前だ」

ドラコはいつもの得意げな笑顔で笑った。

カーン、カーン
授業が終わるチャイムの音が遠くから聞こえた。

ドラコ「そろそろ暗くなるし帰るか」

『うん、あっちょっと待って』

可愛く咲いている白いマーガレットを見つけた。

私はドラコに白いマーガレットを6本摘み、魔法で緑のリボンを結んで渡した。

『はい！これあげるわ、連日のお礼よ』

ドラコ「ありがとう。なんていう花だ？」

『マーガレットよ、花言葉は"信頼"と...』

ドラコ「信頼と？」

『やっぱり教えなーい！
私よりも強くなるんでしょ！いつになるかわからないけど、頼りにしてるわね、ドラコくん』

ドラコ「おい！教えろ！それに、すぐにお前なんか追い越してやるからな！」

『はいはい、何億年後かしら、気長に待ってるわね』

ドラコ「なんだと？おい、待て！」

ドラコがズカズカと早歩きしながら追いかけてきたので、全速力で城へ逃げた。

それに、マーガレットの花言葉が信頼と、"秘めた愛"なんて言えるわけがないでしょ！

秘めてるんだから！

私はもしかしたら、いや、もうほぼ確定でドラコに恋をしてしまったと思う。

でもこの思いは隠し通さなきゃいけない

きっとドラコは私が幼馴染だから優しくしてくれている

今の関係性を壊さないためにも、私の思いはバレないように心にしまっておかなきゃ！