可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ23)

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元気になれる場所ページ23

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1限が終わり、トイレの鏡に映る自分を見て気分が落ち込んだ。

目のクマがすごいし、昨日散々泣いたから目がパンパンに腫れている。

昨日は結局、全然眠れなかった。お母様のことをやっぱり思い出してしまう。それに、ドラコのことも...

優しい表情で頭ポンポンされたことを思い出して、少し顔が熱くなる。
それにお姫様抱っこもしてもらったって...

甘いドラコは心臓に悪い！心が乱される。

もう今日は何も考えたくない！次の授業はいい加減な占い学だし、たしかスリザリンと合同授業だった気がする...
今、ドラコに会うと変に意識しちゃいそうなので、

よし！サボろう！決めた！

私は占い学の教室には行かず、ホグワーツの裏にあるお花畑に向かった。

ホグワーツは禁じられた森とか不気味なところが多いけど、ここは雰囲気も明るくて、お花を見てると癒されるので元気になりたい時は来るようにしてる。

昔からお花は大好きで、よくダンスの授業をサボって近くのお花畑で過ごしていたのを思い出した。

『小さい頃は楽しかったな...』

母様が亡くなる前は平和だった。
ほぼドラコと遊んでた

そういえば、お花畑でサボっているとよくドラコが呼び出しに来るんだよなーおせっかいだと思いながらも一緒に話してるの楽しかったな...

しばらく昔のことを思い出しながらぼぉーとしてると後ろから身軽な足音が聞こえてきた。

タッタッタッタッ

だれ？

ここは私しか知らないはず、ここでは誰とも会ったことがない。

私だけが知ってるお気に入りスポットなのに！

でも何となく、思い当たる人がいる。
でもその人は一番今会いたくないかもしれないと思う人でもある。

ドラコ「A」

やっぱり、予想は当たった。

今ドラコに会っても、いつもの対応が出来ないかもしれない！

『ごきげんよう、ドラコ。今日はいい天気よね。ホグワーツにこんな綺麗なところがあったなんて。このまま私と一緒にお花見しない？』

ドラコ「しない。呑気にしてないで、もう始まってる。ペアの僕まで授業を受けられない」

『んー嫌だ』

なんか懐かしい。小さい頃を思い出したらいつものように対応できてる気がする。

ドラコ「はぁ、本当にお前の世話は疲れる。もういい、どうせ授業に来る気はないんだろう、僕もここで休むよ」

うん、この感じも懐かしい。