可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ22)

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優しい、いや甘い？ページ22

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部屋に戻ると、同室のハーマイオニーが私を見るなり抱きついてきた。

ハマ「もうA！起きたのね！よかった〜いきなり気を失うから心配したのよ」

『ハーマイオニー、心配かけちゃってごめん。マダム・ポンフリーにも過労って言われたし、一晩寝れば治るって！だから安心して』

ハマ「そうなのね、よかった」

そう言ってハーマイオニーは私から離れると私の目を見て

ハマ「どうしたのよ！その目、赤く腫れちゃって」

『あっこれは... ハマ「もしかして、マルフォイに泣かされた...?」

『違う、違うよ！あの悪夢見ちゃって怖くなっちゃって泣いたの。むしろドラコには助れられたかな。泣いてる私のそばにいてくれて落ち着かせてくれた...ってなんでドラコと一緒にいたこと知ってるの？』

ハマ「あっそれは、気を失ったAをマルフォイが誰よりも早く駆けつけて、お姫様抱っこして医務室まで連れていったからよ。たしかにあの姿は、あなたが言ってた通り王子様だったかもしれないわ」

『お姫様抱っこ？』

ハマ「うん、マルフォイってグリフィンドールのこと嫌ってるのに、あなただけには本当に優しいのね。あなたに向ける顔今までに見たことない顔ばかりよ」

『ドラコは昔から意地悪だけど、私が困ってる時にはいつも助けてくれる。でも再開してからはさらに優しくなったんだよね？...んー優しいじゃなくて甘くなった気がする！』

ハーマイオニーは怪訝な顔をした。

ハマ「あのー、あなた達って本当にただの幼馴染？昔何かあったりしたの？その、付き合ったりとか？」

『付き合う？？ないない。
ドラコは昔からモテモテでもしかしたら誰かと付き合ったりしたのかもしれないけど、私とはないわね、特別な存在ではあるけどお友達！意地悪も言い合うから...本当に姉弟みたいな感じ』

ハマ「あなたって頭はいいのに...鈍感？」

『えっロンよりかは鈍感じゃないと思う』

ハマ「いや、うん、張ってるわ」

『ロンと一緒は嫌だー！』

思ったより大きな声が出た。ハーマイオニーと話していたらちょっと元気になったかも！

ハマ「ふふっ、わかったから。ほら、疲れてるでしょうしもう早く寝ましょ！」