可憐な君が忘れられない【ドラコ・マルフォイ】PART2 (ページ18)

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消えた真実ページ18

side:A

〜時を遡り、闇の魔術に対する防衛術にて〜

闇の魔術に対する防衛術の授業中、私は珍しく怯えていた。

目撃した人の一番恐れるモノに姿を変えるボガート。

そして、私の目の前でボガートが姿を変えたのは、

"亡くなったお母様"

私が亡くなる直前の傷だらけのお母様の姿だった。

私は、心の奥底にしまっていた思い出したくない恐ろしい記憶が一気にフラッシュバックした。

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ベンヌ邸の大広間。
私はいつものようにお母様と楽しくティータイムを楽しんでいた。

『お母様！今日もドラコとね、お花畑でたくさんお話ししたのよ！楽しかったわ！』

母「ふふっ、本当にAはドラコのことが好きね。私とナルシッサも仲が良いから、似たのかしら」

『ナルシッサさん！また会いたい！会ってお母様とナルシッサさんとお菓子作りする！そして、ドラコと一緒に食べるの！』

母「じゃあ、今度ナルシッサに手紙送って遊ぶ約束するわね」

『やった！楽しみ！』

ドッカーン、ゴロゴロゴロッ

『きゃーーー、何？この音？』

母「ただの雷よ」

楽しいお母様との時間は稲妻を皮切りに一瞬で終わってしまった。

『お母様、怖いよぉ』

母「大丈夫よ、A」

そう言って、私を抱きしめてくれた。

そして、安心したのも束の間だった。