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十三 ページ14

なんでもないただのサードゴロなのに

差し出したグローブにかすって

ボールは私の下をくぐっていった


おかわりさんと代わってもらったばっかなのに

後一点入ったらサヨナラになってしまうのに

ランナーはサードベースを回った


どうしよう

私のせいで


そのとき

すごい勢いのボールが友哉めがけて飛んで行った

ランナーを追い越して


実況「金子の送球!!ランナーアウトーーーーーー!!!!!!金子が小宮山のミスを救いました!!!」


A「ネコさん、、、!」
金子「A、チェンジやで」

前を走っていく背中が大きく見えた

***
この後ネコさんはタイムリースリーベースを打って
それが決勝打となりチームは勝った
***


A「ネコさん、ありがとうございました!!」
金子「あの場面でエラーはだめだぞ、、て、辻監督に言われたんやろ?」

A「はい・・・」
金子「ええんやて、次に生かせれば」

な?と笑いかけるネコさん

金子「まあ俺も、たまにはかっこええとこ見せなあかんしね」
A「ネコさん!!!」

キラキラした笑顔。
少し汗ばんだ額。

優しい目。


A「はあ、、、好き」
金子「え?」

すんごい好き。かっこいい


A「かっこいいです!!」
金子「ちょ、どしたん(笑)」

いやね、ずっと前から思ってはいたけどさ。。。

A「抱かれたいくらい好き」
金子「は?ええの」

腰を抱き寄せるネコさん

A「ちょ、(笑)冗談です、比喩です!」
金子「なんやねん(´・ω・`)」



・・
この後、ネコさんと一緒にご飯に行った私は、すっかり忘れていた。

今日は、源ちゃんとの大切な記念日で

夜ごはんの約束もしていたことを

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作者名:雪乃 | 作成日時:2019年4月10日 22時

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