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それから、別の日でもふとした時に気になって。
見てたら気づいたことは、メンバーの好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこと、個性的なメンバーが揃ってるグループやからみんなバラバラなのに、
びっくりするくらい、把握してる。
それを、海東さんは、めちゃくちゃさりげなくサポートをしてくれてる。
きっと、これは気にしてないと気づかない。本当に黒子のようにさりげなく、目立たたず、沢山気遣ってくれてた。
今だってほら、僕らが出る前に散らかっていた楽屋が整えられ、
テーブルの上に置きっぱなしだった小さなお菓子のゴミも捨てられてるし、
適当に置いてた上着もきちんとハンガーにかけられているし、
乱雑にメンバーの荷物が置いてあったのがそれぞれの定位置にまとめられている。
祥｢あれ、タブレット……｣
｢すみません、勝手にお返ししちゃいました。使われますか？｣
祥｢あ、いや、返そうと思ってたんで大丈夫っす。｣
振付の確認のため、他のマネージャーから借りたタブレットもいつの間にか返却済み。
…海東さんが何もしてへんってこと、ない気がする。いつもせかせかと動いて。
いつでも一生懸命な姿に気づいてしまった僕は、やっぱり海東さんのこと誤解してたかもしれへん。
正直最初は今までにおらんかったくらい年齢も若いし、女性やし、色々な危険考えて警戒してた。僕らも前に色々あったし。グループを、メンバーを、妹を守るためにも、はよ辞めてもらわなあかんって。
しかも、この仕事やったことない、前職も芸能関係じゃないなんて、どんなコネ使ってきたん？やる気あらへんやろって勝手に見下してた。
だからといって僕は何かを言うこともせず、何かをするわけでもなく。
ただ、話すこともしない。ここにいないもののように扱ってた。
でも、それって何もしていないようで、しっかり君を傷つけてるってことに気づいたんだ。
騒がしくなった楽屋から廊下にでると、冷たい空気が自分を包む。
もう春なのに、今日は季節外れの大寒波らしい。温かい楽屋とは違って、廊下はひんやりと肌寒い。
いつものように廊下のベンチに座って、パソコンを叩く海東さんを発見する。
祥｢お疲れ様です。｣
｢お疲れ様です。｣
他のマネージャーさんは楽屋にいて談笑したりするのに、海東さんは必要なことが終わり次第すぐに楽屋を後にしていく。
そこを追う人なんて、今のメンバーで、いない。
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なす(プロフ) - とてもおもしろいです！更新待ってます！ (5月3日 11時) (
レス) id: b3eceb3ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむた(プロフ) - つむつむさん» はじめまして！コメントありがとうございます！嬉しい言葉ばかりで更新の励みになります(T T)まだまだ続きそうな予感してますので、ゆっくり更新ですがまた覗きに来てください笑 (4月11日 2時) (レス) @page23 id: 387bd9da0a (このIDを非表示/違反報告)
つむつむ(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します！今までずっとこういう作品を探していてやっと出会えた！っていうか感覚です笑いろんなメンバーとだんだん打ち明けていく様子が見ていてすごく面白いです。主さんのペースでのびのび更新してください！すごく楽しみにしてます！ (4月10日 18時) (レス) @page22 id: ccf01fb93c (このIDを非表示/違反報告)
ねむた(プロフ) - やねさん» はじめまして！コメントありがとうございます〜！！！励みになります、ゆっくりペースで申し訳ないのですがまたぜひ遊びにきてください(^^) (3月24日 0時) (レス) id: 387bd9da0a (このIDを非表示/違反報告)
やね(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します😺🪄読んでてすごく楽しいです！！！更新楽しみにしてます！ (3月22日 19時) (レス) id: fce10a1fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむた | 作成日時：2024年3月10日 21時
