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☆7話 ページ7

後ろにいたゆうたくんはそんなひなたくんを見ながらすこし苦笑してひなたくんに負けずに「よろしくお願いしまーす!」と挨拶をしながらぺこりを頭を下げながら入ってくる


2人はスタッフさんに恐らくこの後の流れを説明され、わかりました。と2人同時に口を開き スタッフさんがじゃあよろしくお願いします!とその場を去ると、2人は迷わず私の方に来た



「Aさん、大丈夫ですか?」

「え?大丈夫だけど?」



ゆうたくんに突然そう聞かれ、思わず疑問形で返答する。唐突になんだ?と疑問を浮かべていると、ひなたくんは私がなんの話しをしているのか分からないと理解したのか説明をしてくれた


「さっきの打ち合わせから顔色悪いですよ〜?最近顔が疲れてたし、元気ない感じ?もしかして風邪?」



なるほど。ていうか、そんなあからさまだったか?
思わず苦笑いを浮かべて、2人を安心させるために口を開く



「んー、そうかも。今日収録終わったら真っ直ぐ帰ろうかな〜」


ヘラヘラとした態度を見せれば 安心してくれるかと思ったが、2人は少しムッとしたので 思わず目を見開いた

え、ダメだった?そりゃ、演技に自信はないけどそんな大根だったかな?





「Eveのおふたり入りますー!」




スタジオにスタッフさんの声が響き、その場にいたスタッフさんが見な出入り口の方を向く

勿論、私達もそちらの方を見ると 用意された衣装を身にまとったEveの2人がスタジオの中に入ってくる姿が見えた



「よろしくおねがいするね!」

「よろしくお願いします」



手をひらひらさせながら入ってくる巴先輩とは対称的に、綺麗に頭を下げてゆっくりと入ってくる漣

テレビにはよく出ているらしいが、テレビ越しに顔を見たら泣く自信しかなかったからニュースしか見ていないため、本当に久しぶりだった



「あ、Aさん。俺達、Eveの2人に挨拶してきた方がいいですかね?」

「え?あ、うん!いってきな!」

「はーい!行こっ、ゆうたくん!」

「わかってるよ…じゃあAさん、行ってきますね」

「うん、いってら」



ひなたくんはゆうたくんを引っ張りながらEveのところにいってこちらまでは聞こえない声で話していた

なんていっているのか気になるところではあるが、私はひなたくん達の背中を見て そっと背を向けた





「……」












…あーー、クソ。泣きそうとか、最悪

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作者名:モモ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/  
作成日時:2020年2月24日 11時

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