☆20話 ゞ ページ20
「まっっっっずい!!!やばいやばい!!」
いってきまーす!!!と言いながら家を飛び出す。近所の公園まで凄い時間がかかる訳ではないけれど、ぶっちゃけ集合時間ギリギリだ。というか間に合わない、完全に遅刻だ
結局あのあと私は眠れずに、結果的に寝た時間は恐らく2時過ぎぐらいだろう。午後は学校で打ち合わせがあるのでそのままでもいけるように夢ノ咲の制服で走る。一瞬私服で行こうかと思ったけど、服を考えるのがデートに向かうみたいで なんだが小っ恥ずかしくてやめた
「はぁっ、はぁ…っ!!」
公園の敷地内に入ると、目に入る明らかに公園にはいなさそうな服を着たスタイルの良い 帽子とメガネで顔を見えづらいけど雰囲気から察することが出来る。あれはイケメンだと
そんな人物1人しか居なくて、私は息を整えつつその人物の方に足を進めた
「おー、きたきた。遅かったっすね」
「普段なら、っまだ寝て、るんでね…ッ!」
「えっ、なんかすいません」
漣は膝に手を置いて呼吸を整えてる私の背中を軽くさする。まさかそんなことされるなんて思うわけなく、驚きで身体を起こす
けれど思ったより漣との距離が近くて目を見開いてしまうと、そんな私の様子を見た漣は少し笑って口を開いた
「でも早く会いたかったんで」
「…そ、そうデスカ」
なんか、今日の漣甘ったるい気がする。昨日の態度ではありえない漣の雰囲気に、困惑気味になってしまうのは許して欲しい
確かに漣の好きな食べ物はいちごパフェとかの甘いものだということは知っているけれど、本人が甘ったるいなんてそんなことある?
とりあえず座りましょうよ、とベンチに促されて大人しく座る。すると漣から会話を切り出された
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作者名:モモ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時:2020年2月24日 11時