あなたのために 2【ハリーポッター親世代】

ごじゅーなな ページ9

セブルスside


授業が終わり歩いているとAのルームメイトがこっちに走ってきた。


エマ･クロース。いまはAは仲直りしたとか言っていたが僕は好きになれる気がしない。


エマ「大変よ！Aが…！」


こいつなら嘘をつきかねないとも思ったが表情や急いできた様子から本当のような気がして着いて行った。

クロースについていくとAがジョーダンにキスしようとしている現場に着いた。

僕はとっさに体が動いていて2人を引き離していた。

どう見ても彼女は正気を失っている。

これは…


「惚れ薬だ。」


そう呟くとシリウス･ブラックが喚き散らしていた。

こいつが僕より優秀なんて信じられない。

リリーが走って惚れ薬の解毒剤を取りに行ってくれてなんとかその場は収まった。
と思った。


『…セブ…ルス…』


Aが1度意識を戻したとき僕だけを見て僕の名前を呼んだ。
そして意識を失った。

シリウス･ブラックが酷く傷ついた顔で彼女を抱きかかえて医務室に連れていった。

僕はまだ呆気に取られて動けなかった。

でもとても嬉しかったのだ。

何故かなんて聞かれると困る。
シリウス･ブラックより僕が選ばれた優越感？
彼女がまだ僕を好いてくれると分かったから？

あぁやっぱりわからない。

このことは考えないことにした。
頭がかき乱されて嫌になる。

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