よんじゅーし ページ45
観覧車に乗っていると昔お母さんとお父さんとこれに乗ったことを思い出してすごく寂しくなった。
お父さんとお母さんどうしているんだろう…。
会いたいな…。
外の風景を眺めて考えているとシリウスが口を開いた。
シリウス「本当にありがとう。俺の親に会ってくれて。Aを連れてきて本当によかった。あいつらも満足していたし」
シリウス「A？大丈夫か？」
『あ…うん、全然大丈夫。それなら良かったよ…ほんとに』
シリウス「そうだ。メリークリスマス。これ」
シリウスは私の手を優しく掴み右手の中指に指輪をはめた。
シリウス「うん、Aの綺麗な手にとても似合うと思ったんだ」
指には小さな白い宝石のついたリングが輝いていた。
『綺麗！ありがとうシリウス…！大事にするね。それとこんないいもの貰った後に渡しづらいんだけどこれ』
シリウスへのプレゼンはマフラーでちょうど今日はしていなかったので首に巻いてあげた。
シリウスは少し照れるように笑った。
シリウス「最高のクリスマスプレゼントだ。ありがとう」
『なんかさ…いまちょっと悲しいこと思い出したんだけどね…シリウスと話すと忘れて楽しい気分になる』
少し照れて笑った。
シリウス「俺もそう思ってる。」
シリウス「あの地獄みたいな家でもAがいたらとても楽しかった。Aがいるだけでこんなに変わるんだな」
シリウスは私をじっと見て軽く口付けをした。
『ねえ、私達ってなんなのかな？友達？だよね？』
シリウス「あぁ、友達さ」
自分で聞いたのになんだか少し心がいたんだようなきがした。
けど、意地悪く彼は笑う。
ああなんだか可愛い。愛おしい。
私もシリウスの唇にキスをした。
観覧車の個室のなかに小さなリップ音が響いた。
『へへへ…仕返し』
舌をべーっと出して笑うとシリウスは私を壁に押し付け深い深い大人のキスをした。
個室の中に2人の甘い吐息が広がる。
気がつくともう地上についていて遊園地のスタッフさんに見られていて恥ずかしさのあまり急いでそこを出た。
ホグワーツまで歩いて行ける距離なので雪の道を2人歩いていた。
シリウス「もっと2人きりで居れたらいいのにな」
そんなことを普通に言う彼に少しときめいてしまう。
また彼のムードに流されているだけと自分に言い聞かせる。
『すっごく楽しかった！また来ようよ』
シリウス「もちろんさ」
そう言うとシリウスは私の手を握りホグワーツに帰った。
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NEKO(プロフ) - コメント失礼します。楽しく読ませて頂いているのですが、少し気になったことがありました。ブラック夫妻の名前ですが夫妻の名前が逆だと思います。妻の方がヴァルブルガ･ブラック、夫の方がオリオン･ブラックだったと思いますよ (2019年5月3日 15時) (
レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイロナ | 作成日時：2019年1月18日 11時
