にじゅうよん ページ25
セブ「君ら…嘘をついてたのか？」
『ほ、ほんとにごめんセブルス！夏休みなのにどこにもいけないし誰にも会えないのはいやだったの！』
リリー「夏休み前に断ったと嘘をついたことは謝るわ。セブ、ごめんなさい」
セブルスは顔に血が登っていて、血管が浮き出ていた。
今にも怒りだしそうだ。
リリー「でもね、どうして私たちがジェームズたちと関わっただけでそんなに怒るのか理解が出来ないわ」
セブ「それは、君らのことを思っていったのさ！！こいつらに関わってもろくなことは無い！傲慢で自意識過剰の……」
リリー「私はそうは思わなかったわ！私は昨日とても楽しかったわ！あなたが彼らを嫌いだからってそれを私たちに強要しないで！」
ジェームズ「リリー、君は僕のこと…」
"昨日は楽しかった"の言葉はジェームズを相当喜ばせたようだ。
リリー「昨日はね！！でも学校のあなたは調子に乗っていて最低よ！」
ジェームズは少ししょんぼりしたように見えたが今度はセブルスが少し機嫌が良くなったように思えた。
シリウス「いくぞ、ジェームズ」
シリウスは場の空気を読んだのか果たして彼に空気など読めるのか分からないが、ジェームズを引っ張って行った。
少しの間無言が続いた。
セブルスはまたふつふつと怒りが湧いてきたようでひどい顔をしていたし、リリーもイライラしていた。
『えっと……本当にごめんなさい。私がいきたいっていったからリリーが心配してついてきてくれただけで本当になにも……』
リリー「あら、本当に何も無かったかしら？A、私はあなたが人を傷つけなくないからって嘘をつくくせはよくないと思うわ」
セブルスは今度は私をじっと見ていた。
『んー、えっとー、シリウスとちょっとあっただけ！大したことじゃない！』
セブ「ちょっと？」
『ちょっと…キスされただけ…！それだけだよ！』
それだけなんていっておきながら顔を真っ赤にして余裕がなくなっている自分がとてもいやにった。
セブ「あいつと付き合ってるのか？」
『ぜんぜんそんなんじゃない！！』
セブ「……僕は帰る」
少し俯いたまま早歩きで去っていったのでセブルスの表情は読み取れなかった。
リリーもまだムカムカしているようで話しかけるのは懸命でないと悟り、そのあと軽い別れの挨拶だけして後を去った。
部屋につきベッドに転がりこんだ。
セブルスに嫌われてしまったかもしれない。
リリーにも呆れられたかも。
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NEKO(プロフ) - コメント失礼します。楽しく読ませて頂いているのですが、少し気になったことがありました。ブラック夫妻の名前ですが夫妻の名前が逆だと思います。妻の方がヴァルブルガ･ブラック、夫の方がオリオン･ブラックだったと思いますよ (2019年5月3日 15時) (
レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイロナ | 作成日時：2019年1月18日 11時
