天才 1 ページ4
「んん〜!」
Aが目一杯に体を伸ばす。どうやら頼まれた書類が終わったようだ。
「お疲れ様です。」
彼女に話しかける女の人。彼女はにこりと笑い返し、自分の椅子から立ち上がり、スタスタと歩いていった。
「どこか良いカフェないかなぁ...。」
と呟きながら。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――
「...うずまき...?」
彼女がピタリと足を止めたのはうずまきというカフェの前だった。
「良さそうな店!会社から遠いし、他の会社の人とか来ないかな...。」
彼女はただ静かになるところが欲しいのだ。時々、スイッチが抜けたようにテンションが下がることがばれないように。
「お邪魔しま〜す...」
カランカランというベルの音と共にAは店内へと入っていった。そこにはマスターらしき老人が目に入る。Aはカウンターに腰掛け、鞄からノートパソコンを取り出す。キョロキョロとコンセントを探していると、
「いらっしゃい。」
と、店員らしき女性が話しかけてくる。Aはいつも通りにこりと笑い、
「珈琲お願いできますか?」
と言った。すると、女性は驚いたように彼女を見て、
「はいよ。」
と言い、マスターに伝える。すると、マスターは、珈琲を入れる準備をし出した。しばらくAはコンセントを探していたが、諦めたようにノートパソコンを開き、電源を入れた。
「よし!やるか!」
彼女はそう言い、カタカタとパソコンを打ち始めた。道行く人は其の姿を見て思っただろう。
「なんと美しく可憐で真面目な少女なのだろう。」
と。そのことを彼女は知らない...。
363人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華萌(プロフ) - なみさん» ご指摘ありがとうございます!なおさせていただきました! (2018年5月30日 6時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - 天才18で敦君と乱歩さんの会話で敦が厚になっていました。 (2018年5月29日 16時) (レス) id: cb663bc979 (このIDを非表示/違反報告)
華萌(プロフ) - #祭鼓*@harigaya mako*さん» 返事遅くなってすみません! ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2018年5月23日 6時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
#祭鼓*@harigaya mako*(プロフ) - いつも、楽しく読ませて頂いております(*^-^*)テスト、頑張ってくださいq(^-^q)応援してます\(^o^)/ (2018年5月17日 23時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
華萌(プロフ) - ひなもちさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2018年5月15日 17時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華萌 | 作成日時:2018年5月12日 21時