天才 16 ページ18
「芥川。そいつこの紙渡せっていってどっか行ったのか?」
中也の執務室。中也は椅子に座り、報告をしにきた芥川と樋口を見据える。
「はい。」
そんな上司をじっと見つめながら指示を待つ芥川。
「はあ...そいつどんな容姿だった?」
中也はAの特徴をきいた。
「髪の毛は長く、かなり綺麗な容姿でした。しかし...何処かでみたような気もします。」
樋口は抽象的なことを報告する。中也はそれをききながら、紙を見る。そして、顔を歪ませた。
「誰かわかったから良い。流石はあの鯖の姉だけあって...。」
中也は感心したように言い、携帯電話を取り出し、紙に書いてある番号を打ち込み、電話をかける。もう帰れというように顎をクイッと動かしながら。
「失礼しました。」
芥川と樋口は扉の外へ出た。そして、その瞬間を待ったかのように電話の通話相手がでる。
「中原だ。手前は太宰の姉で合ってるよな?」
その声に通話相手...Aはふっと笑いをこぼし、
『Aよ。部下の異能力持ちの方...馬鹿の外套着ていたのだけれど...なんで?』
たわいもない会話をしだす。いや、2人からしたらたわいもないだけで一般人がきくと、驚きのあまり気絶するだろう。
「あいつがプレゼントしたらしいぜ?」
あのポートマフィア幹部と元ポートマフィア幹部の姉が会話しているだけでたわいもない会話はできないのだ。
『悪趣味野郎ね〜。あ、そうそう。本題なのだけれどね…私、社長と2人で飲むことになったから情報取ろうと思うの。あと、資料も少しだけど写真を取っといたから送っておくわね。』
さっさと本題に入るところをみると、さっさと会話を終わらせたいようだ。
「俺のアドレスわかんのか?」
それを察した中也は何も言わず、疑問に思ったことを口にする。
『私を誰だと思っているの?嫌だけれど太宰治の姉なんだから...貴方と電話をしている間に手に入れといたわ。』
すると、中也を馬鹿にするようなセリフが返ってきた。中也はイラッとしたので、何も言わずに電話を切った。その後、ピロンと中也の携帯が鳴り、中也がみてみると、そこには
【急に切るなんて...酷いわねぇ。】
と写し出されていて、資料が何枚かついている。
「ちっ!」
と、中也が舌打ちしたのはいうまでもないだろう。
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テスト終わりましたが、更新のスピードは今までより遅くなると思います!本当にすみません!
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華萌(プロフ) - なみさん» ご指摘ありがとうございます!なおさせていただきました! (2018年5月30日 6時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - 天才18で敦君と乱歩さんの会話で敦が厚になっていました。 (2018年5月29日 16時) (レス) id: cb663bc979 (このIDを非表示/違反報告)
華萌(プロフ) - #祭鼓*@harigaya mako*さん» 返事遅くなってすみません! ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2018年5月23日 6時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
#祭鼓*@harigaya mako*(プロフ) - いつも、楽しく読ませて頂いております(*^-^*)テスト、頑張ってくださいq(^-^q)応援してます\(^o^)/ (2018年5月17日 23時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
華萌(プロフ) - ひなもちさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2018年5月15日 17時) (レス) id: e0296fd304 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華萌 | 作成日時:2018年5月12日 21時