3話 ページ4
｢うわっ…ちょっとそこの隊士
えっと、鈴峯くん？邪魔なんだけど｣
｢えっ？はっ？…すいません｣
不貞腐れた返事
はーぁ、ほんとに邪魔なんだってば
君には手に負えないから応援呼んだんでしょ？
それでたまたま近くにいた私におしつけられちゃったわけで
それで来てみたら｢柱?!ありがとうございます！｣とか言ってたのに
手のひら返しすぎです
でもしょうがなくない？本気で邪魔なんだもん
駆け付けた時私の半径2m以内には近付くなって言ったのに、見栄を張って近付いてくる
無理なら無理と受け入れて、傍観してればいいのにな
参戦される方が邪魔だし
｢あのさぁ、無理だから応援呼んだんだよね？
じゃあ手出ししないでくれないかな｣
ちょっと言い方キツかったかもしれないけど
これくらいは、ね
｢でも！元は俺の任務です
俺がトドメをさすので、援護をしてくださいって！｣
｢その任務が出来てないのは誰かしら？｣
｢いいからっ｣
強引に前に出てくる隊士くん
がっと肩を掴まれてバランスを崩し、木の上から落ちる
まずい、体制が整ってなくて着地できない
そのまま私は背中から地面に落ちていった
｢痛っ、｣
恐らく骨を折ったと思う
何度も経験した、あの嫌な痛みが全身を走った
と、叫び声が聴こえてくる
はぁ、ちょっと何？
私を突き落としておいてやられそうになってるって？
ありえん
私は痛みに耐えながら立ち上がり、鬼の元へ走る
こんなはずじゃないんだけどな、雑魚鬼ならパパっと片付けられるのに
最近の隊士は質が下がってる
別に応援に行くことに関してはまぁいいんだけどね
応援に来てもらったなら素直に受け取っけ欲しい
私たち鬼殺隊は手柄のためにたたかってるわけじゃないのに、手柄に魅せられてでしゃばらないで欲しい
苛つきがふつふつと募ってきて、私はそのまま鬼の首を切った
｢ちょっと！俺でも出来ましたよ
心配しなくても、俺は鬼殺隊に入ってもう3年です
丙なんですから雑魚鬼くらい切れます｣
鈴峯くん？は体をひるがえしてその場を立ち去ってしまった…
え？ちょっと？
けが人を置いてっちゃうの？
ええぇ、私どうやって帰れと？
1人でうんうんと悩んでいると、落ち葉を踏みしめる音が聞こえた
…しまった、確実に後ろ取られてる
鬼？山賊？それとも私を不信に思った村人？
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月19日 6時) (
レス) @page20 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります。更新頑張ってください応援してます！！ (2021年9月28日 21時) (レス) @page20 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
白角(プロフ) - 将来の夢は推しの嫁さん» ご指摘ありがとうございます。校正で気付けなかったのでとても助かりました。今後ともよろしくお願い致します＾＾ (2021年1月4日 15時) (レス) id: b2271dc12b (このIDを非表示/違反報告)
将来の夢は推しの嫁(プロフ) - 急にコメントすみません！猗窩座は上弦の参だったと思います！いつも楽しく読ませて頂いてます！頑張ってください！ (2021年1月4日 15時) (レス) id: 4900f70c51 (このIDを非表示/違反報告)
白角(プロフ) - 日番谷冬獅郎が大好きな人さん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！ (2020年4月8日 16時) (レス) id: b2271dc12b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白角 | 作成日時：2020年4月2日 12時
