柱の私が胡蝶しのぶに殴られた【鬼滅の刃】

11話 ページ12

退屈だから縁側から外を見よう



そう思って縁側に向かうと、庭には人がいた



格好からしてカナヲじゃないな



黒い髪は肩よりも短くて、隊服は俺たちとは少し違う



あの俺に石投げた柱の人のに似てるかな



どっかで会ったことあるのかな



でも、顔！顔が見えないと分からない！

先輩だし



｢いや、それよりも機能回復訓練に…｣


｢ねえ、そこの君！｣




え？！俺？！


呼ばれて振り返るとさっきの人がこっちを向いていた

思わず息を飲む


び、美人…




｢あ、君、竈門炭治郎くんでしょ｣


｢え？なんで俺の事…｣


｢どうもこんにちは

数柱の萬藤Aです｣



萬藤…！

『鱗滝左近次、冨岡義勇、そして萬藤Aが腹を切って……』

さっき、鱗滝さんの手紙で言っていた萬藤さんってこの人




｢あっあの！

あなたが、俺と禰豆子のために命をかけてくれた…｣


｢鱗滝さんからお話は聞いてたからね

なんか、境遇にてて同情しちゃったから

でもー、私は妹ちゃんを信用したんじゃなくて君を信用したんだよ、炭治郎くん｣




境遇が似てる…この人も家族を鬼に殺されたのか


そして、禰豆子を信用したんじゃなくて俺を？


つまりは俺の行動次第でこの人は禰豆子の事を敵視するってこと



｢あはは、そーんな固くならないでってば

よし、炭治郎くん、私が稽古つけてあげるよ

水の呼吸の先輩だぞ〜？｣


｢え、み、水の呼吸？｣



どういうことだ？

水柱は冨岡さんだぞ？



｢あぁ、私水の呼吸の使い手なんだー

攻撃は主に水の呼吸だから義勇には及ばないけど、それなりの練習相手にはなるんじゃないかな｣



ええっ！この人水の呼吸使えるのか、凄い！



｢ぜひ！手合わせ願います！｣

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