柱の私が胡蝶しのぶに殴られた【鬼滅の刃】

1話 ページ1

忘れもしない、あの時






薬草学に興味のある私は、カナエさんの紹介でしのぶと仲が良かった


歳が一つ下であることを告げ、普通に接して欲しいと頼むと


しのぶは当時柱であった私に対しても物怖じせずに親しくしてくれた


カナエさんが亡くなってしばらくすると、


性格がガラリと変わったしのぶが柱になった


そして事件は、しのぶにとって何度目かの柱合会議で起こった




｢おい、西南西の鬼はどうだった？｣


｢あぁ、あれね

下弦を与えられて間もない鬼だったから呆気なかった

…ただ、一般への被害はそこそこ大きかったけどね｣




西南西の任務に共に向かっていた義勇だったが、


至急で別の任務が入りそちらに向かった


その後も任務出会うこともなかったから気になってたんだろう




｢で、そっちの任務はどうだったのさ｣


｢赤ん坊の被害だったから至急で呼ばれたようだ

被害は抑えられた｣


｢あーそう、義勇が行くまでもなかったんじゃない？｣




義勇の目の動きからして、そこまででもなかったのに俺を呼ぶな

みたいな感じ


相変わらず効率しか見ないな、とため息を吐くと

肩をトントンと叩かれた




｢ん、何さ、しのぶ｣


｢今、その人をなんて呼びました？｣


｢え、ぎゆ＿｣




う、は発音としてでなく、反射で出た声だった


右頬に軽い痛みが走る


私は目の前のしのぶにそっと視線を移した


ん？私、何された？




｢気づいていないの？

相変わらず鈍いですね、あなたは｣


｢え、いや、気付いてるけどさ

少し衝撃だっただけよ｣





どうも、鬼殺隊 数柱 萬藤A


割と仲のいい 蟲柱 胡蝶しのぶに殴られました

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