検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:21,198 hit

第7話 ページ7

.


「おじゃまします」


授業が終わり徐々に人が集まってきている体育館は思ったより自分が知っている風景と、そんな変わりはなかった。

世界が違うからと言って、戦う世界でも無いのだからそんな事考えてみれば当たり前だけれど、ひとつひとつ、確認をとりながら出ないと不安で仕方がない。


「Aちゃんそんな緊張しなくて大丈夫だよ」



人を見る事、分析を得意とするのはさすがと言えると思った、もしかしたら朝あの時から私のことを心配してくれてたのかもしれない。


「でも、さっきはびっくりしちゃった、急にありがとう、なんて、私何もしてないよ?」



不意に口に出た言葉にツッコミを入れられた、先程は、気にしないで、と言っていたが向こうも驚いていたみたいだ、そりゃ私だって驚いてるから、当たり前なんだけど。




「あ!虹村先輩だ!」



あの人が主将なんだよ、と教えてくれる
正直、出来る限り会いたくない人の内の一人、これからの展開を知ってるから、私はきっとそれを知りながら、このあとを知りながら、さつきが泣くのを知りながら3年間過ごさなくてはいけないというらしい。



表情は諭されてないか、緊張が顔に出てないか?


こちらに気づいたらしい着替えたばかりの彼がこちらに少し興味を持ったらしい。


「おつかれさん、見学か入部か?」


「初めまして、本条です。
少し、見学させてください。」


見た目的に中学生ではないんだけど、中学生らしい表情でこちらを見てくる


「お、せっかくだからそのまま入っちまえ、バスケ部自体人数多いんだよ」


強引すぎるわ、馬鹿野郎。


洛山が負けて、誠凛が勝って、あの瞬間まで、私が少し係わったくらいじゃ、世界は変わることはないだろうけれど、バタフライエフェクトなんて起きてしまったら取り返しのつかないものになってしまう。


それまで苦しいことはあるだろうけど

笑顔で写真に写っていられるくらいの最高の結末を私は見たいのだ。



「ところでなんで運動着なんだ?」


「…色々体験するなら着替えた方がいいと担任が、言うので。」


「Aちゃん着替えなくてもいいって言ったんですよ?私は」


マネにさせる気満々すぎる為、着替えないのも肯定のような為気が引けたのだ


「どっかの体育館で女子バスケ部やってるから一応見に行ってみたらどうだ」


フォローにすらバスケが出て来やがった


「きっと大変だから男バスのマネージャーのほうがいいぞ」

誰か…頼むからタッケテ…

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←第6話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (75 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定タグ:黒バス , トリップ , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ロキ★(プロフ) - カノンチェリーさん» そうですね!暇があるときいいや暇がなくても見させてもらいます<●><○>カッ (2015年9月15日 23時) (レス) id: 019b673aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ★(プロフ) - 面白いですね♪頑張ってください! (2015年8月22日 1時) (レス) id: 7f7e69e28f (このIDを非表示/違反報告)
雷也(プロフ) - 初めまして.! 作品を見ていたら見かけたので拝見しました!!会話だけでなく表情がされていて読みやすかったです.笑 頑張って下さい! (2014年1月27日 2時) (レス) id: 34fac37067 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カノン | 作成日時:2014年1月27日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。