としみつには弟がいたようで (ページ20)

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19話ページ20

Aside

(人1)「っはー…寒くなってきたな…」
まぁ、秋だから寒くなってくるのは当たり前なんだけどな
…てかさっきからめっちゃ気になってたんだけど人が付いてきてるような…
兄貴達かなーって思ってたまにちらっと見たけどどう見ても兄貴達じゃないんだよなぁ…
あきらかにストーカーだよな。あれ。

今俺の中の選択肢は…

1家に帰って兄貴達に言う
2警察に言う
3ぶん殴って解決

いや、まず3はだめだな。後でめんどくなる。
1は絶対兄貴達が過保護になりすぎて家から出してくれねぇから無理だな
2もちょっとめんどいな。警察に世話になるのはなぁ…最近手出されてないとどうもしてくれないらしいし
となると……

ぶん殴って解決以外何もねーんだわ…

うーむどうするべきか…とりあえずコンビニ行こう。そうしよう

そして俺は後悔した。
何故いつもの路地の方から行ったんだと。
気づいたら俺は意識が無くなっていた

───────────

A「…ん…っ、いって…」
どうやら俺は気絶していたらしい。
手首は紐で縛られていて解けそうにない。
黒い布で目隠しされているから今何処にいるのかもわからない。
一応足は動かせる。何かしらの誘拐ですかねぇ…
？「あれ？起きた？」
多分ストーカーの奴が声をかけてきた。
A「なんだよお前。さっさとこっから出せ」
ストーカー「んーそれは出来ないなぁ」
A「なんでだよ」
ストーカー「だって君全然僕に気づいてくれないんだもん。それだったら無理矢理気づかせちゃおうと思って」
なんて野郎だこいつ。頭腐ってんな
A「いいから早く出せっての」
ストーカー「だからダメだって。ちなみに君のお兄さんも、お兄さんのお友達も助けに来ないよ。」
A「知るかよ。早く出せ」
ストーカー「もー…そのうるさい口、塞いであげよっか？」
A「やれるもんならやってみな」
ストーカー「ふーん…じゃあ遠慮なく」