ちょっと変わったマネージャー【ブルーロック】2

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何時もよりは遅い時刻、Aは潔くベッドからおり、凛と別れて奥の部屋へと戻った。




軽くシャワーを浴びてから、昨日日中見れなかった試合データを3試合ずつ同時進行で見ながら個人シーンのファイリングを進めた。






いつもは夜にする仕事、
トレーニングフィールド、トレーニングルームの清掃、

大浴場、モニタールームの備品点検と掃除、

起きた選手のトレーナーの洗濯、etc…




気が付けば数時間が過ぎていて、Aのタブレットには1つの通知が。



毎度試合が終了した際には勝者敗者と結果、2ndSTAGEならば誰が脱落したのかが通知されるようになっている。



通知の内容を見たAは、編集していたデータを放っておいて医務室を出て駆け出した。
















勝った士道・五十嵐チームが玲王を選択し、WINNERS GATEへ進んだ。



選ばれなかった國神は士道に言われた事を思い返しながら、歯を食いしばりLOSERS GATEへ進んだ。




暗い、長い一本道の廊下。



光は床に描かれた矢印の淡い光だけ。



俺の夢は終わったと脳が理解しようとした時、国頭の視界には、出口を淡々と照らし出すその矢印が点滅し2つへと変化してSELECTという文字が浮かんだ。




驚きゆっくり顔を上げると、出口ともうひとつ、ただの壁が変形し通路となり現れたもうひとつの入口…敗者復活(ワイルド・カード)。


そしてその扉の前には、Aが、立っていた。





國神「…A？」



『お疲れ様です、國神さん。』




國神「な、なんでここに…それに、後ろの…あれは」




Aはふふっと小さく笑ってからコツコツと國神に近付き、手を前に出して2本の指を立てた。




『貴方には選択肢があります。
このまま意味も無く涙流して家へと帰るか、このままワイルド・カードへと進んで私と共に涙をこらえて“地獄“を走るか。





走りきった先には、ブルーロックへと戻れる、“転生“が待ってます。』










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