34 ページ34
･
4-4
ピッピッピーー
試合終了のホイッスルの音が鳴り響く。
千切「うおぉらぁぁぁぁ！！！！」
Aは試合の結果をバインダーに書き込みながらその雄叫びを耳にした。
ゴール前でしゃがみ込む千切に潔が駆け寄り手を差し延ばした。
Aはそれを微笑ましい目で見ながら、チームWに囲まれてボコられている久遠の方へ向かった。
「マジふざけんなよ！！！」
「勝たせるって契約だったろ！！」
久遠「ほんとに知らなかったんだ！！」
『本当だと思いますけど。
と言うか、負けたのは貴方達の実力不足です。
卑怯な方法まで使ったのに勝てずに同点。
本当に頭悪いですよね。
こんな風に責めるのなら、最初から3点なんて取らせてあげなければ良かったのでは？
自業自得ですよ。』
蹴られまくる久遠の元にしゃがみ、見上げながら鰐間計助に向かってそう言うA。
物怖じしないと言うか……怖いもの知らずというか。
兄の方は手が早く、Aの胸ぐらに掴みかかった。
國神「おいっ！」
『マネージャーへの暴力は一発退場ですよ？』
國神が止めに入るより先にAは挑発的な目と態度で鰐間兄に言った。
そして、Aは躊躇無くその掴まれた腕を逆手に掴み、人がいない方へと投げ飛ばした。
『正当防衛です。
あぁ、心配しないでください、上手に投げたので怪我は無いはずです。』
淳壱「ぐっ！」
時たまする、Aの人を蔑むような目を鰐間淳壱に向けている間に、久遠渉は人混みを抜けてフィールドから出て行った。
それを追いかけるチームWのやつら。
だけどきっちりAの用意したタオルとドリンクは持って行った。
鰐間弟も倒れた兄を回収して戻っていく。
雷市や今村達も久遠を追い掛けフィールドをでていった。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 861人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽｀)カイザーもそのうち出すからね！ (1月8日 13時) (
レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ！！です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…？(´･ω･`)？ (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：五月雨雫
| 作成日時：2023年4月7日 21時
