4 ページ4
．
シン、としたこの空間には少し離れている國神、蜂楽にも聞こえたのだろう。
ポカン、とした腑抜けた顔をしている。
潔「えっ！？い、いやいや……俺別に怪我とかしてな……！」
慌てた様子で拒否る潔に対して、最後まで言わせる間でもなく、
Aはユニフォームに手をかけ脱がそうとした。
國神「ま、待て待て！！」
これにはビックリしたのか國神が駆け寄って来て脱がそうとするAの手を止めてくれた。
潔「お、襲われる…」((
『は？』
潔「ｽﾐﾏｾﾝ」
Aは再度、「首から背中にかけてのところに怪我が無いのか確認したいから服を脱いでほしい｣と言って説明した。
その言葉でようやく納得した潔は、さっきの血迷った発言に頭をブンブン振ってから、潔く上のスーツを脱いだ。
潔「な、何かありますか？」
特に怪我した記憶のない潔は、Aの方を振り返りながらそう言う。
蜂楽も近寄り、面白そうに顔を輝かせながら、なんだなんだと覗き込んだ。
潔「ｯﾋｯ!?」
『ここ、やっぱりスレて赤くなってる。』
潔の首筋に人差し指をソッと這わせたAに驚いてびっくりした声を上げる潔。
Aの言う通り潔の後ろ首下辺りには横線のように赤くスレた跡の様なものがあった。
切り傷では無いが風呂で染みる、地味にウザイ傷である。
Aは分かっていたかのように手元にあった救急箱なる物から絆創膏を取りだして首に貼った。
『はい、もう服を着ても大丈夫ですよ。』
潔「あ、ありがとう、ございます……」
雷市陣吾に胸ぐらを掴まれた時にユニフォームの襟がスレて首後ろに若干傷が出来たのだ。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 861人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨雫(プロフ) - しゅさん» ありがとう!(´▽｀)カイザーもそのうち出すからね！ (1月8日 13時) (
レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
しゅ - カイザーラブっ！！です物凄く素晴らしい作品ですね♡ (1月7日 22時) (レス) @page17 id: 549e30d0c2 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - ユキ?さん» どのアニメだ…？(´･ω･`)？ (12月18日 12時) (レス) @page50 id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ?(プロフ) - ツンデレのデレは最高や……最後のアニメのやつ絶対にあのアニメだろ(笑) (12月18日 0時) (レス) @page23 id: 631da5b6df (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - レイさん» 分かる.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.デレこそ正義だよね (8月13日 15時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：五月雨雫
| 作成日時：2023年4月7日 21時
