とあるオルカ寮生はセル・ウォーに恋したようで【マッシュル】

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ウォールバーグ「あぁ。助かったよA君。


貴様のように自分のために生きるのもまたよかろう。彼のように愛するものの為に力を使うのもな。

じゃがワシは善意に助けられて生きてきたのじゃそのワシが自分より弱い者たちを見捨てるなどありえないことなのじゃ。」



魔力量が増え、ウォールバーグの左頬に新たに2本の痣が増え、計3本線となる。


ウォールバーグ「スペースサーズ ウラノスインクラネイション」



杖に宿る神の力を解放するサーズ。



異空間のような変わった空間、ウォールバーグの背後にいる大きな像、それ即ち天空神ウラノスが現れた。


命も、これまでの魔力も全て注ぎ込んだ回避不能の空間削除魔法。



それを、ウォールバーグは放った。



否、放つより前にイノセント・ゼロはタイムズ アンムーブを使い、時を止めてウォールバーグの身体を抉る。


だが、致命傷を与えられたものの、サーズは止まることなく、ウォールバーグの命と引き換えに発動される、はずだった。




イノセント・ゼロが時を戻し、術が発動せず、ウォールバーグは正面から攻撃をくらい身体に穴が空いた。


髪を掴まれ、額に杖を突きつけられ、覚悟を決めた時、



マッシュ「せい」


ゴッ



どこからともなく現れたマッシュに膝蹴りをかまされ、首の骨が軋む。



ウォールバーグ「マッシュ…バーンデッド……！！」



マッシュ「A君に飛ばして貰いました。

入学試験の時、校長は僕に言いましたよね。

自分より圧倒的に強い存在が立ちはだかった時どうするかって

ボコボコにしてあげますよ。グーパンでね。」



Aが地上に向かう際、セルを叩きのめしたマッシュはウォールバーグの元へ向かう所だった。



それを、Aの風魔法で背中を後押しし、威力増しで飛ばしたのだ。




まぁ、マッシュは飛べないので足をバタバタさせないと留まれないのだが。





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