爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ34)

今日:13 hit、昨日:59 hit、合計:203,961 hit

34 ページ34

障害物競走スタート初っ端から、轟くんの個性で足止めをくらいかけたけど、何とか切り抜けられた。

私は勝己と轟くんの後ろについて行くような形で進んでいた。

コースに応じたみんなの個性を順調に使っていった。

そしてレースも終盤、少し先にはゴールが見えた。

すると後ろから物凄い勢いで出久が飛んできた。

(えっ！？)

きっと出久のことだから、すごく頭を使ったんだろう。
そして私はそのまま4位でゴールした。

リカバリーガールから1種目が終わったらすぐに来て欲しいと言われたため、喜ぶまもなく治癒室に向かっていた。

「っ！すいませんっ！！」

角を曲がった瞬間、誰かにぶつかってしまった。

「いや、大丈夫だ。君は癒丘Aさんか？」

聞いた事ある声だなと思い、顔を上げるとエンデヴァーがいた。

「！！！そ、そうです！」

「治癒と共有の2つの個性を持ってるんだよな。是非、家に嫁いできて欲しい。」

「……は？」

あまりにも言われた内容が、意味のわからない内容過ぎて思わずそんなことを言ってしまった。

「焦凍も喜ぶだろうしな。こんな綺麗な子ならもっといいな。」

(何言ってるんだこの人は、、、)

「申し訳ありません。私は轟君の家に嫁ぐ気は無いです。」

とりあえず断ろうと頭を下げた。

「何故だ。」

「私には付き合ってる人がいます。その人とこれからも生きていくつもりだからです。」

私は素直な気持ちを言った。

「……そうか。」

(諦めてくれた、、？)

「でもそんな一途な所もいいな。いつでも待っているから。」

そう言ってエンデヴァーは去っていった。

(全っ全諦めてなかった、、)

「って！」

捕まってしまっていたが、私は急いでいたことを思い出し、また治癒室へとかけて行った。