爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ33)

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「あーあーやっぱコスチューム着たかったなぁ。」

「しょうがないよねー私も着たかった。」

「でもAちゃんは着れるんよね！？」

「1種目は着れないけど、なんかその後は着てもいいって言われたの(笑)」

「「「いいなぁぁぁ～」」」

ここは1-Aの控え室。
そう、今日は遂に体育祭当日だ。

「みんなっ！準備は出来ているか！？もう時期入場だっ！！」

相変わらず威勢のいい飯田くんが中に入ってきた。

(うわ～緊張してきた、、)

「緑谷。」

すると轟君が出久に宣戦布告をしていた。

「遅れをとるわけには行かないんだ、、僕も本気で取りに行く。」

「！！！」

出久が言った言葉。
今の私には、それがものすごく刺さった。

(皆が全力でやるんだ。今日までやってきた成果を発揮しないと、、)

「皆！部屋を出る前に私とハイタッチしてから行ってもらってもいいかな、、？個性を借りたいですっ！」

私は頭を下げてお願いした。

「んなもん、お願いされなくたってかすっつーの」

「そーだよ！」

「どんどんつかえ～！！」

「ありがとう！！！」

勝己を筆頭に皆が私とハイタッチをしてから出てくれた。
私はこの期間で、1つしか共有出来なかったのが、いくつかの個性を一度に共有する事が可能になった。
さすがにクラス全員のは無理だけど、使わなければ保存のような形で力が残ってくれるため、念の為だ。

「1年ステージ生徒の入場だ！！！」