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第六球 ページ7

「皆さん席に着きましたね。
それでは、どうぞ頂いてください」


グルッぺンがそう言うと、周りからいただきまーす!と元気な声が聞こえてくる。
いやだから朝なんやて。うるせぇ〜……


『あれ、どなた。ジャージ的に音駒さんですよね』


号令から少し。自分も食べ始めていると隣に誰かが来た。顔を上げて誰か確認すれば、赤ジャージと黒のトサカヘッド。

最初の席は決められているものの、結局は移動可なので親交を深めるなり自由なところがある。そして、基本的には学校ごとに場所を分けられている。
__……コミュ力高男ですかそうですか


「…俺、音駒の主将。3年の黒尾鉄朗デース、成瀬クン…だっけ。よろしくネ」

『こりゃご丁寧にどーも。俺は……って、知ってんのか……。うーん、MBやってるやつです』

「あれ、MBなんだ。てっきりWSかと思ってた」


まぁどっちでも出来るような身長ですしよく言われるんやけど。俺、スピードそこまでないからフェイントかけにくいんよな。
だから全然スピードのあるゾムとかシャオロン、ひとらんとか適任。マンちゃん?マンちゃんやからな。理由なんて要らんやろ。


『よく言われます。それでもMBです、言うて決まった理由は埋め合わせ的なモンなんですけど』


だからこそ、他のポジもしたりする。
だからこそ、他のポジが出来てやなあかん。
だからこそ、沢山の経験が必要。

黒尾さんはふーん、と言ってまたご飯を食べ始めた。ま、初対面はそんなもんよな。


時々話しながら食べていると、ガチャリと食堂の扉が開く。
何かと思ってそちらに目をやれば、ジャージ的に2校。残りの青葉と梟谷かな。エミさんとチーノを筆頭に食堂の中に入ってくる。


「エーミール、チーノお疲れ。2校の皆さんもここまでお疲れ様です。食事は目の前のものを、移動も可能ですので他校と交流したい方は是非。

それでは、お召し上がりください」


そう声を掛けたのはトントン。あれ、グルッぺンじゃ?と思って当の本人を探すと、少し予想していたケースのデザートを食べているという場面。

早いんだよなぁ、まだ主食の時間なんだよなぁ…
でもマンちゃんも食べてるし。

……マンちゃんが一緒に食べてるならいいや(思考放棄)

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通りすがりの一般人 - 初コメ失礼します!とても面白いです!なぁんちゃってが最高過ぎる・・・作者様のペースで頑張ってください!応援してます‼ (2月26日 1時) (レス) @page24 id: 3abe2dada4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日記予定表 | 作成日時:2021年2月16日 0時

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